鋼管杭、H型鋼杭の継ぎ手はどのような形式が一般的なのか?

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鋼管杭やH型鋼杭の場合は一体どのように継いでいくのか?

経験していれば簡単だけど、建設業界では経験していないと
全く想像もつかないことが本当に山ほどあるよね。

 

だから

今回は鋼管杭やH型鋼杭などの鋼杭の継ぎ手についてお伝えする。

 

まずは

鋼管杭だけど「溶接継ぎ手」が一般的である。

 

鉄と鉄をつなぎ合わせるのは昔から「溶接」がよく用いられ
比較的に手軽に色々な製品に用いられている。

まさしく、鋼管の端部に「開先」を設けて処理を行えば、
無限に鋼管を継ぎ足すことが出来るのである。

 

更に

杭頭付近で杭が水平力を受ける場合は、鋼管の厚みが
上部数mのみ厚くなる場合もあるが、既製コンクリート杭など
と比べて比較的軽量な鋼管杭は、それぞれの杭を現場でなく
製作工場の方で事前に溶接を行なうことが出来れば、
現場での省力化、効率化に貢献することが出来る。

 

しかし

溶接継ぎ手にもデメリットはあり、溶接は天候に左右されやすい。

 

特に

梅雨時期の施工となれば、思ったより施工の出来ない日々があり、
イライラしてしまう毎日を過ごしてしまうかもしれないね。

 

次に

H型鋼杭の場合だけど、こちらは「高力ボルト継ぎ手」が一般的。

 

なぜなら

溶接継ぎ手に比べて、専門的な技量を必要としないので
比較的経験の浅い作業員でも施工が可能であるから。

 

更に

天候に左右される事なく施工できるし、コストも遜色ないはず。
であれば、ボルト接合以外に選択肢はないと感じるよね。

 

では

鋼管杭の場合で「ボルト継ぎ手」はどうなのか?については
既製コンクリート杭の「溶接継ぎ手」「機械式継ぎ手」について
書いた記事がこちらにあるので参照して欲しい。

↓  ↓  ↓

 

つまり

鋼管杭の継ぎ手はどのような形式が一般的なのかについては

  • 鋼管杭の場合は溶接継ぎ手
  • H型鋼杭の場合は高力ボルト継ぎ手

が一般的である。

 

そして

鋼管杭の場合で鋼材の厚みが違うなどで、杭の構成が分かれて
いる場合でも、鋼管杭は比較的他の種類の杭と比較して軽量なので
工場で溶接を行っておき、現場での手間を軽減することも可能。

ちなみに

杭の溶接継ぎ手についてはこちらで記事にしているので
合わせて読めばより理解が深まるよ。

↓  ↓  ↓

 

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