失敗やトラブルの報告時に用意しておくべきたった1つの事とは?

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失敗した~!

作業員さんが指示とは違うことをしている。

工程が順調に進んでいない。

 

現場監督の仕事をしていると、
予定通りに進むことなんてあまりなく、
いつも付きまとうのは失敗やトラブル。

 

しかも

上司は何となく気がついている様子。
「じゃあ、報告しておくか」
と重い腰を上げて、報告に向かう。

 

しかし

あなたはこんな報告の仕方をしていないだろうか?

「◯◯が原因で、失敗しました。すみません。……。」(終わり)

「△△の業者の人数が足りなくて、工程が遅れています。……。」(終わり)

 

もしも

先程の様な報告の仕方をしているのだとしたら
重大な何かが足りていないと私は感じるよ。

この「何か」は、あなたがステップアップしていく上で
非常に重要なものだよ。

 

そこで

私はいつも、先程の報告をしてきた部下に

「で?」

と答えるようにしている。
当然、部下は「で?」の意味がわからずに

「えっ?」

見たいな顔でこちらを見るので

 

「で? あなたはどう考えているの?」
「で? 何か対策はしたの?」

と言うと、とたんに答えに詰まってしまう。

 

つまり

悪い事の報告をすることで、あなたの業務は終了。
という風に考えている人が最近非常に多い。

別に、報告をすることは非常に良いことだから、
良い報告も、悪い報告もどんどんするべきだと感じる。

 

しかし

あなたが、ある一定レベルまで来ると、
今度は、逆に報告をされる立場になってくることも
決して忘れていはいけないよ。

 

もし

あなたが逆に報告を受ける立場で、部下から
「こんな問題があります。 どうしましょうか?」
と相談を受けた時に、的確に答える自身ってあるかな?

「そんなことは、自分で考えろ!」

なんて言ってないかな?

 

だから

私の言いたいのは、いつか報告を受ける立場になった時に
トラブルや失敗に対する対応案を指示できるようになるために
今のうちから「自分だったらこうする」という対応案を考える癖を
つけておくことが非常に重要。

 

では

「上司が指示出すんだから、それを覚えれば良いのでは?」

と、あなたは感じるかもしれない。
しかし、「上司からの指示」なんて、ほとんど記憶に残っていないはず。
同じ様な状況になっても、「あの時上司、何て言ったかな~?」
と、思い出すのに苦労するはず。

 

なぜなら

自分の頭で考えていないから。

人の言ったことを、そのまま伝えるのに「あなたの脳」は
それほど使っていないよね。「う~ん」と悩んでいないよね。
だから、忘れやすい。

 

そして

「人に聞けば答えが返って来る」という発送になると
「だんだん自分の頭で考えるのが面倒」になってくる。
そうなると、「対応策」を聞かれた時に、きっと思いつかないよ。

 

そして

「それくらい、自分で考えろ」

と、あなたは言ってしまうかも知れない。
あなたが分からない時は、上司に指示を仰ぐのにね。

 

つまり

失敗やトラブルの報告時に用意しておくべきたった1つの事とは
「対応策」である。それも、他人の意見をそのまま言うのではなく
そこに自分の意見を添えるとベスト。

失敗は誰にもあるけど、大切なのは「リカバリーショット」。
上手にリカバリーすれば、失敗は帳消しになってしまうよ。

 

更に

失敗については、こちらの記事も参考にしてね。

↓  ↓  ↓

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