建築現場で作成する必要のある書類はどんなものが有るのか?

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建築現場で作成する書類って本当にいっぱいあるよね。
しかも、官庁仕事だったら尚更。

 

仕事を初めてまだ最初の頃は、
どんな書類が必要かなんて分からないから、
上司の指示を仰ぎながらになると感じるけど、

その前に、
あなたは「建築工事監理指針(令和元年版上巻) [ 国土交通省大臣官房官庁営繕部 ]」を確認してみたかな?

 

実は

監理指針には、現場で作成すべき書類がまとめられている。

P.21

表1.0.1 現場で必要な主な書類

必要な図書
主として施工予定に関するもの

契約書に基づくもの
実施工程表
建工実施工程表(全体)
週間又は月間工程表
工種別工程表
総合施工計画書
工種別の施工計画書
施工図(加工図)
主として施工記録に関するもの 工事材料搬入報告書
工事材料検査記録
一部施工報告書
一部施工検査(立会い)記録
工事実施状況報告書
工事進捗月報
工事打合せ書
工事写真
発生材報告書
(請負工事に関する書類の様式集より) 契約時の図書
工事着工時の書類
工事中の図書
工事変更時の図書
既済部分検査時の書類
完成時の書類
完済部分検査時の書類

 

 

その中でも、大きく分けると

  1. 施工の予定(計画)に関する書類
  2. 施工の記録に関する書類
  3. 契約や変更に関する書類

1.施工の予定(計画)に関する書類ついては、
「工程表」は、現場を運営していく上で、
言われなくても作成してる場合が多い。

 

しかし

民間工事であると、「各工種の施工計画書」なんては
施主や工事監理者から要求されなければ、
作成をしていないということも多々あるのでは?と感じる。

そして、何かトラブルが発生した時に、会社の人から

「何で作成しなかったんだ」

と怒られるかもしれないけど、

実際は忙しくてそれどころでは無い。

というのが現状だろうね。

 

2.施工の記録に関する書類についても、
常日頃から作成しておけば問題は無いけど、
実際は、施工記録などの書類を作成する業務は
どうしても後回しになりがち。

 

結局

検査前に毎晩遅くまで残って書類を仕上げる。
というパターンがかなり多いのではと感じるよ。

 

しかし

「工事写真」は、施工中にしか撮れないので、
作業の優先順位を必ず上げておこうね。

検査の時になって、上司から

「何で、この写真を撮っていないんだ」

と怒られる若手職員を、私は何度となく見てきたからね。
だから、あなたには同じような思いをして欲しくないので、
「工事写真」は撮れる時にきちんと撮っておこうね。

 

その他の書類は、最悪の場合は竣工検査前でも
なんとかなる書類ばかりだよ。

どうにもならない場合は、
「工事写真」が無いときだけかな。

 

最後に

3.契約に関する書類は
会社の人が作成してくれたりすることもあるけど、
「代理人等の通知書」などは現場で作成することもある。

どちらにしても、現場事務所には備えておかないと
いけない書類であることは間違いない。

 

つまり

建築現場で作成する必要のある書類は
大きく分けて

  1. 施工の予定(計画)に関する書類
  2. 施工の記録に関する書類
  3. 契約や変更に関する書類

 

更に

書類を作成する時はまず一覧や目次から
作成すると、全体量を把握しやすいので非常に効果的だよ。

 

ちなみに

私のブログの目次はこちらだよ。

↓  ↓  ↓

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