柱と梁のパネルゾーンの考え方で間違えてやすい考え方と失敗例とは?

Sponsored Links

 

あなたはパネルゾーンという言葉を知っていますか?

 

パネルゾーンというのは、柱の一部分の事をさしており、
取付く梁に囲まれた部分です。

パネルゾーンの図

ここで

上図の通り、梁に段差がある場合はお互いの梁の共通部分のみ
パネルゾーンとしてカウントされます。

 

例えば

逆梁と普通の梁が取付く柱のパネルゾーンは、スラブ厚さ分しかありません。
柱に溶接閉鎖型フープなどが使われている時に勘違いしがちな
ポイントの1つだと私は考えています。

 

ちなみに

パネルゾーンとパネルゾーンでない部分は一体何が違うのか?
については、パネルゾーン部分は「柱リスト」の中でいうと
「梁中フープ」と記載されている内容が適用され、
一般的には「梁中フープ」の方が緩い仕様になっています。

 

さて

実際にトラブルになりやすい事例をお伝えしましょう。
この事例は、私の現場で何度か見かけてヒヤッとしたことがあります。

 

実は

私が1番パネルゾーン絡みでトラブルになりそうだと感じているのが、
基礎、地中梁の時なのです。

 

具体的には

地中梁に取付く部分の柱は基本的にパネルゾーンです。
しかも地中梁の断面が大きいので基礎のコンクリートを打設する
9割以上はパネルゾーン扱いで問題ありません。

 

しかし

問題になるのは、先程の残りの1割以下の部分で、
フープの枚数でいうとたった2~3枚分です。

 

では

その部位はどこか?と言いますと、「地中梁の上部」です。
正確に言うと、地中梁は大抵スラブが構造体の上にのる構造のため
上部に200mm程度の「ふかし筋」がありますが、
ふかし筋の部分は梁の構造体ではないのでパネルゾーンに当たりません。

 

更に

パネルゾーン以外の柱フープが溶接閉鎖型などの工場製作物だと、
発注しても数週間は現場に届かない事態になってしまう可能性があり、
最悪の場合はコンクリートの打設日がずれてしまう事になりかねません。

 

だから

とりあえず基礎の配筋が始まる前には、1度フープの発注忘れがないか?
を確認することを強くオススメしておきますよ。

 

つまり

柱と梁のパネルゾーンの考え方で間違えてやすい考え方は、
パネルゾーンに取り付く梁に段差がある場合は、両方の梁が
交差する部分だけがパネルゾーンとしてカウントされるため、
逆梁の場合は、パネルゾーンがスラブ厚さ程度しか無いことです。

 

そして

ありがちな失敗としては、地中梁においては上部にふかし筋があるため、
構造体部分より上部はパネルゾーン扱いとならないために、
1階の柱のフープ筋が溶接閉鎖型フープや高強度のフープの場合に、
発注し忘れてコンクリート打設までに間に合わないというトラブルです。

 

更に

地中梁と1階の取合い部分の柱にはこちらの記事にある問題が
潜んでいるので合わせて忘れることないように確認して下さいね。

↓  ↓  ↓

  • コメント: 0
banner11

Sponsored Links


関連記事

  1. 機械式継手の種類も施工方法も千差万別!何を基準に施工すべきか?

  2. 定着長さが配筋検査時の直すのが非常に困難な指摘事項の1つ!?

  3. 誘発目地と鉄筋の位置関係で生じるかぶり厚さ不足とは?

  4. 杭の余盛のコンクリートをどのように斫るか?という問題

  5. スラブ筋の定着は隣り合うスパンの鉄筋と通し配筋にすべきか?

  6. 鉄筋のかぶり厚が足らないと起こりうる建物崩壊につながる問題とは?

  7. 地中梁のカットオフや継手位置は本当に正しい?私のヒヤリ事例とは?

  8. 試験杭で想定地盤と違っていたらどうする?支持層より高い場合(1)

  9. 鉄筋工事の施工計画書の本音と裏側(7)

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プレゼント付無料講座開催中

kouza
仮設 syoseki

プロフィール

myImage

作者:TM


私の職業は「建築現場の現場監督」。
何だかんだで15年働いている。
その15年分のノウハウを若い現場監督さんのために、全て暴露しくよ。

なぜ、キツイ建設業界で働き続けているのか?
その秘訣がしりたいあなたは
今すぐこちらをクリック

↓ ↓ ↓

詳しいプロフィールはこちら


あっ、
ただし「社外秘」や「会社独自の技術」じゃ無いよ。
あくまで、「私個人の感じる本音」だよ。

最新記事・おすすめ記事

  1. 一級建築士の資格勉強を始める時期はいつからか?という悩み

    2020.08.07

  2. コンクリートの仕上りの状態と精度の基準はどのくらい?

    2020.08.05

  3. コンクリートの出来型検査ほど面倒くさい事は無い?楽するコツとは?

    2020.08.03

  4. コンクリートの断面寸法の精度を求める3つの要求とは?

    2020.07.31

  5. コンクリートのワーカビリティーとスランプは無関係なのか!?

    2020.07.29

  1. 一級建築士の資格勉強を始める時期はいつからか?という悩み

    2020.08.07

  2. 在宅勤務になり建築現場に配属されない時の学習方法は?という悩み

    2020.04.20

  3. 最上階の梁の定着は一般解の梁と何が違うのか?

    2019.02.15

  4. TMです。新年明けましておめでとうございます。【悩める建設マンへ】

    2019.01.01

  5. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manager(2)

    2017.10.09

人気記事ランキング

月間週間デイリー

ブログランキング

にほんブログ村 住まいブログ 現場監督へ