「俯瞰」と「逆算」が建設現場の運営には不可欠と言われたが具体例は何?

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現場監督という職業は、現場全体を1番良い運営ができるように
努めなければいけません。

 

だから

目の前の事にばかりとらわれて、周りが見えなくなってしまうことは
「運営」という意味ではダメだと私は考えています。

「ドキッ!」

としたあなたはこの先を読み進めてみましょう。
なんと、まだ入社前の方からのお問い合わせですからね。

 

141755 駒田さんからの質問
こんばんは。TMさん。
いつもお世話になっております。質問概要に沿っているか不安ですが、早速本題に入らせていただきます。

私は、来年4月から建築現場監督の仕事を始めるのですが、入社までの期間に、研修という形で月に2回ほど会社に行って色々学ばせていただいております。

先日の研修の際、現場プロジェクトの遂行で重要な役割を果たすキーワードとして、「俯瞰」と「逆算」の2つの考え方があるとお聞きました。

最初に結論から申し上げますと、この「俯瞰」と「逆算」の2つの考え方を基にして、TMさんが実際どのようにして現場に対応しているのか,また、より実践的な「俯瞰」と「逆算」の考え方についてなど、ご教授いただきたく存じます。

以下、「俯瞰」と「逆算」について私が学んだことを簡潔に纏めさせていただきます。

  • 「俯瞰」とは、全体を見渡して重要なポイントを特定し、そこに時間と自分の力を集中させること。つまり、全体を「俯瞰」して見ることによって重要度にはバラツキがあることが分かり、必ず重要なものとそれほど重要でないものに分かれるため、重要なものにウエイトをかけることによって高い効果を発揮できる。
  • 「逆算」とは、現場プロジェクトのゴール(目標)から、逆算して計画を立て、常に逆算してゴールまでの距離を計ることであり、俯瞰することができるから逆算することができると考えられる。

以上です。

長くなってしまいましたが、TMさんの実体験を基に教えて下さい!
宜しくお願いいたします。

 

---- 回答 ----
駒田さん。
こんばんは。TMです。
お問い合わせありがとうございます。

 

就職前から意欲満々で頑張っていて素晴らしいですね。色々と吸収しようという姿勢を非常に感じます。

それでは、回答をさせて頂きます。

 

ちなみに、今回の回答は駒田さんの期待するような回答ではないかもしれません。なぜなら、実例をあまりだしても想像が出来ない可能性が有るからです。そして、駒田さんが考えているより私がお問い合わせを読んで感じたことがもっともっとシンプルだったからです。

では、私が駒田さんのお問い合わせを読んで感じたことはこれです。

 

俯瞰も逆算も実践していくコツは、実は1つで「今日目の前で行われていることが「正しい」のか?を疑問を持つこと」です。

 

「このフロアの左官作業、明日まで掛かりそうだな~。それで仕方ないかな?」

「あそこの鉄筋少し間違っているけど切羽詰まっているから仕方ないか~」

「あれっ?ここは今日中に片付けろって先輩が言っていたな~」

「何で先輩は職人さんと口論してでも明日中に終わらそうとしているのかな~」

「所長は何で私が提案した工法の方が低コストなのに却下されたんだろう~」

と感じることが、今後駒田さんには数えきれない位あるでしょう。私にも沢山有りました。

しかし、先程の小さな疑問はとっても大切で、もしかしたら疑問にさえ感じないかもしれません。しかし、それぞれの疑問の裏には現場を納めるための重要な考え方があるからです。

 

だけど、物事はそんなに簡単には進みません。

なぜなら、現場に配属された駒田さんの毎日はメチャクチャ忙しいから。忙しすぎて1つ1つの事柄にとても構ってられなくなる(だろう)からです。

 

だから、忙しい現場というのは「俯瞰」的でもなく「逆算」的に物事を考えるでもなく、ただ単に「毎日がそれなりに流れている」という状況になりがちだからです。頭のなかでは「分かっていても」なかなか修正が出来ないのが私も含めて現実です。

そういった意味では、「俯瞰」と「逆算」について駒田さんの描くイメージと、私の「今日現在」描くイメージが若干違うかも知れませんね。(昔は同じだったかも知れませんが...(汗))

 

つまり

私の中での「俯瞰」と「逆算」についてのイメージは

「目まぐるしく毎日変化していく現場の中で、日々の忙しさに流されずに、精神的に立ち止まって「間違った方向に進んでいないか?」を確認すること」

だと考えています。

 

つまり

「えっ?現場全体を踏まえるとそっちを優先して良いのかな?」

「なに~!今日終わらない!?そのスケジュールじぁ期日までに間に合わないよ!」

という疑問や意見を持つことだと考えてます。

 

もしも、現場の誰も「俯瞰」と「逆算」についてイメージせずに毎日を過ごしていたら、最後はバタバタの突貫現場になってしまって、何とか終わらせるのにとてつもなく様々な人たちの労力を掛けることになるでしょう。

 

ここだけの話ですが、私自身そのようなグチャグチャな現場になったことも有りますし、他人の現場の応援に行った事も有ります。だから、「惰性」で現場が進んでいくと結果が怖いのです。

 

最後に、駒田さんは現在はとても客観的な立場で現場を見ることが出来るので、「諸先輩方の行動」を観察して「最終的に良い結果が出ているか?」をチェックしてみてはいかがでしょうか?

きっと「人の振り見て我が振り直せ」な行動に気がつくはずですからね。

それでは。

 

私は回答の中で

忙しい現場というのは「俯瞰」的でもなく「逆算」的に物事を考えるでもなく、ただ単に「毎日がそれなりに流れている」という状況になりがちだからです。頭のなかでは「分かっていても」なかなか修正が出来ないのが私も含めて現実です。

と書きました。

 

おそらく

日本の9割の現場(現場で働いている人々)は同じように
感じているのではないでしょうか?
現場のなかで余裕を持って先の事を考えることが容易になる
時代になればよいですけどね。

 

ちなみに

過去にこんな記事も書いていますので合わせて読んで見てくださいね。

↓  ↓  ↓

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