鋼管杭の特徴とは?既製杭や場所打ち杭に比べてどうなの?(1)

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既製コンクリート杭や場所打ちコンクリート杭の経験はあっても
鋼管杭の経験は無いという人は意外にも多いのではないかな?

 

ちなみに

私も鋼管杭の経験は1度しかない(笑)。
だけど、全くやっていない人よりは分かると感じるので
今回は、鋼管杭の項も設けることにした。

 

では

鋼管杭って、なぜ採用数が少ないのだろう?

 

そこで

私の考える最大の理由は「コスト面」である。

 

なぜなら

建物を設計する場合の最も重要な項目が「コスト」だから。
お客さんによっては、「いくら掛かっても良い」という人も
まれにはいるかも知れないが、9割のお客さんは
「コストは安く、品質は高く」を希望している。

 

そこで

必ず行われるのが異なった工法のコスト比較である。
鋼管杭の場合であれば、既製コンクリート杭や、
場所打ちコンクリート杭などが比較対称である。

 

そして

主に3つの工法のうち一番コストの掛からない工法が選ばれるが、
現場によっては施工性も考慮されることもある。

 

つまり

コストの高い工法は、それだけあなたの前に出てくる
可能性が低くなるのである。実際に、私が経験した現場も
鋼管杭の関連している会社の施設で、コストは関係なく
「鋼管杭ありき」の現場だったよ。

 

ついでに

鋼管杭の特徴のうち、デメリットから先にお伝えしていこう。

 

まずは

当たり前だけど「鉄は錆びる」ということである。

 

だから

腐食に対する耐性の検討を必ず行わなければいけない。
実際には実証実験などで立証されているとは感じるので
現場で改めて同行する必要は無いと感じるけどね。

 

ちなみに

余談ではあるが、最近の橋梁の橋桁部分に使われている
鉄骨は塗装されていなくて、事前に錆が出た状態で使われている。
錆止め塗装、仕上げの塗装をすると、年数が経つに連れ塗装が
剥がれてくるのでメンテナンスが必要なのに対して、
鉄が錆びたままの状態で塗装をしていないとメンテンスフリーである。

 

しかも

実験で、一定量の錆が出ていればそれ以上は進行しないらしい。
詳しいことは知らないが、そういう理論で茶色の橋桁が一般的になっている。

 

 

2つ目は

大口径で薄肉の鋼管は,局部座屈を生じることがあること。

場所打ちコンクリート杭は中までコンクリートが充填されている。
既製コンクリート杭に関しても杭径に対して一定量の肉厚がないと
コンクリートとしての力学的な効果を発揮しない。

 

しかし

鋼管は、場所打ちコンクリート杭や既製コンクリート杭に比べ
圧倒的に肉厚が薄いのが現状である。

 

これは

ある意味、メリットでもあるが大口径になればなるほど
「ペラペラ」の杭になってしまうので、局部座屈が起きやすい。

 

そこで

杭径に合わせて肉厚が上がっていくのであるが、
肉厚が上がると飛躍的にコストも上がっていく。
という訳で、余計コスト面から採用されなくなってしまう。

 

 

3つ目は

先端開放形の打込杭では,支持地盤への根入れが
十分でないと支持カが低下する場合があるということ。
建築工事監理指針(平成28年版上巻) [ 国土交通省 ]」に書いてあるが、
現場に関係ないので、すっ飛ばしてもOKである。

 

この先長くなるので、今回はデメリットまで。
次回はメリットについてお伝えするよ。

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