施工計画書の3つ目の項目は「組織」。
つまり
どのような体制で現場の工事に取り組んでいくか?
という所を見せるポイントである。
当然
現場の体制としては、
誰が責任者で、誰が担当窓口なのか?
と記すのだけど、
せっかくなら「社内組織」も合わせて記入をしておくと、
チェックする人間からすると、一定の安心感を得ることが出来る。
なぜなら
チェックする人間の心理からすると、工事を行っていく上で、
何かトラブルが発生した場合にどんな体制で現場をフォロー
してくれるのか?という点は気になるところだから。
「現場をフォローする」ということは、すなわち「設計事務所」
や「工事監理者」、更には「お客さん」をも含めてフォローすることに
最終的にはつながっていくから。
でも
実際は、名ばかりで会社の安全な所から「ワーワー」
文句を言っている人も少なくないけどね…。
そして
施工計画書をチェックする人間が気になるポイントは、
「ちゃんとした工事を行える協力業者なのだろうか?」
という所であろう。
元請けがしっかりしていても、肝心の協力業者が
完全な能力不足であれば、当然良い品質の建物は出来ないし、
工事を監理する立場の人の仕事も、数倍大変だと感じるから。
そこで
施工業者であれば建設業の許可や、
製作工場であれば認定番号を
一緒に記載しておくことは非常に重要。
更に
もしも、工事監理者さんが過去に一緒に仕事をした協力業者で
良い印象を持っているのであれば非常に工事自体がスムーズになる。
「あの協力業者なら安心だな」
と感じてもらうだけでも、かなりのポイントアップになるという
実感を私は現場で色々工事監理者さんと話している時に感じるよ。
結局は
この体制で工事を進めるから、
安心して任せて下さいよ。
という部分をアピールする部分だよ。
つまり
組織表をはじめとした、元請けと協力業者の管理体制は、
工事にどのような姿勢で望むかをアピールする場でもある。
「これだけのバックアップ体制があれば、何かあっても大丈夫だろう」
「この協力業者は実績もあるし、信頼できるな」
と相手に感じさせるとこちらの勝だよ。
結局は
設計事務所の人やお客さんに、
「いかに安心してもらって仕事をするか?」
ということは、現場をあなたの思い通りに進めるためには
とってもとっても大切な要素であると私は感じるよ。
あっ
設計事務所の先生の信頼を得るための秘訣は
こちらで記事にしているの合わせて読んでみてね。
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