建築現場の現場監督の仕事って正直忙しい。
毎日当たり前の残業で、土曜日も普通に出勤。
やっとの日曜日は、普段の仕事の疲れから
眠ってしまったらあっという間にもう夕方。
そんな時間の無い日々で
どうやって資格勉強をすれば良いの?
でも
なんでタイトルが
「資格勉強に最適」なの?
と感じている人も当然いるはず?
しかし
もしも、先ほどの疑問を抱えているなら
あなたは、大きな勘違いをしていることになる。
そして
あなたの勘違いは、今後の資格取得だけでなく
今後の現場監督としての考え方自体に悪影響を
及ぼすおそれがあると私は感じている。
なぜなら
1級建築士も1級建築施工管理技士も2級も同じで
「建物を造るため」の資格だから。
「資格に必要な知識」と「建物を造る為の知識」は
実は同じなのだ。
しかし
「資格勉強」は「資格勉強」。
「現場監督の仕事」は「現場監督の仕事」。
と分けて考えている人が9割。
1割の人間しか
「資格勉強」の内容が「現場監督の仕事」につながり
「現場監督の仕事」が「資格勉強」につながる
ということを知らない。
なぜかって?
それは
若手職員との会話の中で感じるよ。
例えば
現場に防火戸(家事の時に延焼を防ぐ戸)が付いているとする、
1級建築士の勉強をしている子に
「何で、ここに防火戸が付いていると思う?」
と聞くと、
「さぁ?」
と答える。
そんな高度な現場のことを自分に聞くなよ。
という雰囲気がヒシヒシと伝わってくる。
そこで
「異種用途区画って知っている?」
と聞くと
「例えば、店舗と住宅みたいに使い方が違う
ものが接する時に区画をするやつです」
と答える。
正解である。
「なんだ、知っているのか。勉強熱心で感心感心」。
と心のなかで一通り褒めた後に
「正解。この防火戸は異種用途区画用の防火戸だよ」
と言うと
「はぁ?」
みたいな返事をする。
「資格勉強での異種用途区画」と「実際の異種用途区画」が
頭のなかで一致していないのだ。
まさに、
「勉強の中の世界」と「現実の世界」が
一致していない瞬間。
だから
ここまで読んだ頭の良いあなたは気づいているはず。
建築現場が資格勉強に最適な理由をね。
私が言いたかったのは
「実際に資格勉強で学んだことを、現実に目の前で
見ることが出来る最適な職業は、設計ではなく現場監督であること」
参考書や問題集の知識を「実物を見る」というもう一つの視点で
見ることにより、記憶の中に定着しやすいということ。
つまり
建築現場が資格勉強に一番適しているという理由は
資格勉強が「実際に建物をつくるため」の勉強だから。
参考書とにらめっこして想像するより
実際に建っている現物や図面を見るほうが100倍も
理解が深まるからね。
更に
勉強も、仕事も毎日の積み重ねが大切。
しかし、忙しい毎日でどのように「時間」を確保するか?
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