「製図試験で合格するコツは?」
と言われて私が答えるのは
「いかにエスキスが早い段階でまとまるか?」
なぜなら
合格ラインに達している受験者たちは製図そのものの技術、
すなわち
- 線を綺麗に引く
- ある程度の作図スピートがある
- 重要な寸法・文字を忘れずに書く
- 見た目が綺麗な図面を引く
などの基本事項は備わっていると考えるのが普通だから。
みんな、トレースだけなら上手く書ける人たちだから。
そこで
どこで差がつくのか?と言えば
- そもそもゾーニングが悪い
- 人と物などの動線計画が悪い
- 諸室の面積が足りない
- 法的に決められた寸法を満たしていない
などのエスキス部分が大きく影響してくるから。
だから
製図の試験が終わった後に
「あ~、○○室を書き忘れた」
「えっ?あのエレベーターをゾーンで共用したらイケナイの?」
「しょうがないからトイレを無理やり押し込んだよ~」
などの悲鳴を今まで私もたくさん聞いてきたよ。
現に
私も製図試験の時に「2階」と「3階」を書く位置が練習と違っていたので
途中まで書いていた時に間違いに気づいて、全て消しゴムで消した時は
かなりの「冷や汗」をかいた記憶があるからね。
しかし
「何時もエスキスが上手くいくとは限らない!」
というのは私が実感した感情だからね。
なぜなら
どんなに練習で上手くいっても「似た要件」で本番で出題される
という「確証」はどこにも無いから。
具体的には
試験本番までに何度も何度もエスキスを繰り返すけど、
内容によっては「ピタッとはまる」問題もあれば、
「何となく納まりが悪い」問題もある。
もしも
本番の時に「何となく納まりが悪い」問題に当たれば
合否に大きく影響してくるよね。
「もう一年、この苦しみと同じ物を味わうなんて嫌だ!」
「あ~、一級建築士にいくらつぎ込んだんだろう」
というあなたの気持ちは良く分かるよ。
そこで
本番のエスキスで失敗しない為には「数をこなす」事と
「様々な考え方」を参考にする事かな。
ここで言う「様々な考え方」とは、もしも本番で行き詰まって
しまった時の突破口になる可能性があるからね。
決してメインの考え方でなくても良いけど、「溺れた時のワラ」
として用意しておくと非常に効果的であると感じるよ。
つまり
どんなに製図試験の為の勉強や練習を積んでも、
「本番でエスキスがまとまらないかも知れない」
という恐怖が0になることはない。
実際には
練習を積めば積んだだけ本番で失敗する確率は減る。
と私は考えているけど、その通りにならずに、
何年も何年も挑戦している人も同時に知っている。
だから
溺れそうであれば、つかめる「ワラ」は
あらかじめつかんでおくのも1つの作戦だね。
もしも
つかむべき「ワラ」を悩んでいるなら
こちらを手にされてみてはいかがだろうか?
既に200名以上の方が手にされているからね。
また
来年の製図の学校代を考えると圧倒的に安いし、
あなたから製図の恐怖を拭い去って明るい未来を
つかむためには「選択肢は1つでも多い」ほうが良いよ。
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