部下に仕事を任すのが心配。
先日、協力業者の人と話をしていたら
そんな話題になった。
「へ~、元請会社の人間だけでなくて、
協力業者の人も同じ悩みがあるんだ~」
と、少し以外だったけど、話自体はメチャメチャ
盛り上がってしまった。
その内容とは
今度、工程、安全、お金全てにおいて難易度の高い工事がある。
だけど、今の従業員にキチンとした仕事が出来るのだろうか?
自分が、現場担当として行くべきでは無いだろうか?
しかし、現場に出てしまうと事務所での見積もりや色々な工務的な
仕事をやる人材がいなくなってしまう。
「どうしよう」
という内容。
そこで
私と、私の先輩は2人して
「それでも、従業員に任せるべき!」
と主張した。
「でも~……。」
と協力業者の幹部職員。
そんな感じで渋っていたので、
私たちはこういう風に主張をした。
例えば
会社の5年後、10年後を考えよう。
今のまま、あなたが現場に出て采配をふるってしまうと
その瞬間はうまく納まるかもしれないけど、
部下の従業員たちは、同じシチュエーションになったら
またあなたを頼るよ。
そのまま、10年後にもあなたは同じ現場仕事を繰り返して
いることが、会社の為になっているの?
10年後も、部下が仕事に対して不安要素が有った時に、
あなたに泣きついて欲しいの?いつまで面倒を見るつもり?
それが本当に、あなたの為であり、部下の為であり、
会社のためなのか?
それより
最初の道筋だけはたててあげないと行けないかもしれないけど、
実際に現場が始まったら、不安かもしれないけど部下たちに
任せて経験を積ませることが、あなたの会社にとっての
メリットではないの?
その話を聞いた協力会社の人は
「それは、十分分かっている。…………。
でも、不安なんだな。」
そこで
きっと今の話を読んだあなたは、
「そうだ。部下に任せるべきだよ」
ときっと感じるに違いない。
しかし
頭でわかっている事と、実際に出来ることは
ビックリするくらい違っているのが現実。
なぜなら
私も、私の先輩も、全く同じことで
メチャメチャ悩んでお互いに相談しあっていたから。
悩んで、悩んで、悩んで 出た結論が
「やっぱり、任せるべき」
だから
協力会社の幹部の人の気持ちはメチャメチャ良く分かるし
言い分も分かる。でも、結論は間違っていると感じている。
なぜなら
私たちが悩み抜いた結論だから。
そして、実行するにはメチャメチャ難しい内容だから。
つまり
部下に仕事を任せる事が心配でたまらない時は
5年後、10年後を想像してみよう。
あなたは、今やっている仕事を同じことを
5年後もやっていたいのか?
部下に、5年後、10年後にどうなって欲しいのか?
明るい未来と、最悪の未来が想像できれば
部下に仕事を任す勇気も出て来るはず。
後は
あなたと部下の問題をきちんと切り離せるか?
に掛かっているよ。
だから
こちらの記事を読んで、問題の整理をしようね。
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