部下が事務所で業者さんと電話をしているが、
聞こえてくる話の内容を総合すると、話がかみ合っていない。
そして、電話を切った後で首をかしげて悩ましそうに
考え込んでいる。きっと、電話の内容が分からなかったのだろう。
そこで
あなたなら、どういう行動を起こしますか?
- 何か問題か?と声を掛ける
- しばらく放っておく
- 無視
私の個人的な意見は、「2.しばらく放っておく」である。
(ただし、工期末などの切羽詰っている状況を除き)
なぜなら
直ぐに声を掛けてあげると、問題自体は大きくならずに
現場の不利益になるようなことは無くなるかもしれないけど
部下が、自分で問題を解決する能力が育たないと感じるから。
現場全体の利益と、部下の成長にとっての利益は
必ずしも一致はしないと考えている。
むしろ、現場の不利益になるようなことがあってこそ
部下が成長できるキッカケになると感じている。
そして
「問題解決力」は、自分で問題に真摯に向き合わないと
絶対に身につかない。上司から助言を最初に受けて
伝書鳩のように、作業員に指示するだけでは絶対にダメ。
部下が、本当に悩んで苦しんで答えを出さなければ
絶対に、「答えを出した結果」を素直に受け取れないから。
「所長の指示だから…」
「私はよく分かっていないけど…」
「とにかく、〇〇しろ」
なんて、言っているようじゃ結局
何時までたっても絶対に成長しないよね。
そのうち、今度は相談されても
「自分で考えろ」って言ってしまうはめになるかも。
結局
数年後にあなたを助けてくれるのは
紛れも無い、今悩んでいる部下なので、
出来るだけ部下が成長できるように暖かく見守ろうね。
ただし
話を聞いていて、このままだと「マズイ!」
と感じた時は、声を掛けておこう。
あくまでも、放っておくべきなシチュエーションは
大問題に発展する場合では無い時にしておこう。
つまり
部下が業者との電話で困惑していたら助けるべきか
については、工期末などで切羽詰まっていない限り
個人的には、しばらく放っておくべきであると感じる。
そこで、何か行動を起こしてくれれば部下の「問題解決力」
はレベルアップするはずだから。
逆に、直ぐに手助けをしてしまうと、直ぐに頼ったり、
自分の頭で考えないタイプの人間になってしまうので
5年後、10年後を考えると、あなたを助けてくれるのは
どちらのタイプか?ということは容易に想像がつくよね。
更に
あなたに取り敢えず出来ることは、
こちらを構築することかな。
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