現場監督でも知っておくべき型枠大工さんに必要な5つの技量とは?(2)

Sponsored Links
/* */

 

前回の記事では型枠大工さんに必要な技量について4つの項目を
お伝えしましたので、今回は最後の1項目をお伝えしていきましょう。

 

最後の1項目は

「解体・転用しやすいように組み立てる」です。

 

これが

同じ大工さんでも仕上げの造作大工さんにはない技量なのです。
造作大工さんの作った物は基本的には「解体」も「転用」もしません。
その都度新品の材料を搬入して組み立ていくのです。

 

しかし

型枠大工さんは同じようにはいきません。
「型枠」は「仮枠」とも呼ばれるように「仮設」だからです。

 

だから

コンクリートを打設し終わった型枠材については、基本的には
最終的に「解体」されて現場から搬出される必要があるからです。
(デッキスラブのような「捨て枠」を除いて)

 

すると

型枠を組み立てる時には、「解体」の事を考慮しなければいけません。

 

具体的には

型枠の「大面(だいめん)」「小面(しょうめん)」の設定です。
型枠の大面というのは型枠の角部分において「勝っている(伸びている)」
部分の事を差します。

どちらを大面とするか?については「組み立てやすさ」と
「解体しやすさ」を考えてから計画をします。

 

更に

コの字になっている型枠を解体する場合は、下図のように
型枠がコンクリートと干渉して解体出来なくなるケースもあります。

 

では

なせ、型枠大工さんは「解体」の事を考えながら「組立」を
行うの必要があるでしょうか?

 

それは

マンションの様な同じ形状が積み重なっていく建物であれば、
せき板を上階で「転用」出来れば「加工」する手間が省けて、
効率が飛躍的に伸びるからです。

 

だから

型枠大工さんは、解体時に自分達が上階で使う「商品」を、
不必要に壊されたくないからです。

 

結果として

1つの材料を「何回転用出きるか?」と言うのは、
型枠大工さんの「儲け」に直結する非常に大切な項目なのですからね。

 

最後に

建築工事監理指針(令和7年版上巻)
の該当部分を確認して下さい。

P.425

(3) せき板の継目から水やモルタルが漏れ出すと、豆板や砂じま、空洞等が生じ、コンクリートの品質が低下する。また、型枠の取外しが容易でないと、コンクリートに損傷を与える危険性があるので、型枠は細部まで十分考えられたものが必要である。

(4) コンクリート打放し仕上げ (仕上塗材、塗装等の仕上げを行う場合を含む。) の場合、外部に面する部分は打増しを行うことがある。その厚さは特記によるとされている。

 

つまり

現場監督でも知っておくべき型枠大工さんに必要な5つの技量とは?

  1. 隙間なく組み立てる
  2. 精度よく組み立てる
  3. 打設の荷重に耐えるように組み立てる
  4. 仕上げ面によって材料を適切に使い分ける
  5. 解体・転用しやすいように組み立てる(大面、小面)

 

実は

先程あげた5つの技量については、どれか1つでも欠けると
現場ではあなたが予想しているより大きなトラブルとなり、
結果として「後始末」があなたの身に降りかかるような
内容なので、何度も読んで頭の中に入れておいて下さいね。

 

だけど

分かっていても何故か逃れる事が出来ないのが「トラブル」です。
出来るだけトラブルは少なくする様にあなたは旗を振って
いかないとイケないのですが、何割かは防ぎきれないでしょう。

 

だから

ある程度の「失敗」「トラブル」からは逃れなれない
という意識のもとに、こちらも合わせて意識しておきましょうね。

↓ ↓ ↓

  • コメント: 0
banner11

Sponsored Links


関連記事

  1. 境界際の山留めは引き抜くか?埋め殺しか?それが問題だ!

  2. 測量用のベンチマークをどこに設置するかと言う問題

  3. 高力ボルトの締付後の確認ポイントとは?(ナット回転法)

  4. ボルト接合の落とし穴!想像力を駆使して回避すべき場合とは?

  5. 工事監理者さんが超音波探傷試験に加えて引張試験をしたい理由とは?

  6. 建築現場で水替えの労力を劇的に減らすための考え方とは?

  7. 場所打ちコンクリート杭の余盛高さを変更するメリット・デメリットとは?

  8. 鉄筋の役割とは?問題点の解決法の基本的考え

  9. コンクリートの圧縮試験費用を低減したい時にひらめく悪魔の囁きとは?

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プレゼント付無料講座開催中
kouza
仮設 syoseki
プロフィール
myImage

作者:TM


私の職業は「建築現場の現場監督」。
何だかんだで15年働いている。
その15年分のノウハウを若い現場監督さんのために、全て暴露しくよ。

なぜ、キツイ建設業界で働き続けているのか?
その秘訣がしりたいあなたは
今すぐこちらをクリック

↓ ↓ ↓

詳しいプロフィールはこちら


あっ、
ただし「社外秘」や「会社独自の技術」じゃ無いよ。
あくまで、「私個人の感じる本音」だよ。
最新記事・おすすめ記事
  1. 鉄骨を火災から一時的に守る耐火被覆はどんな種類が…

  2. 鉄骨への錆止め塗装は1回塗り?2回塗り?どちらが正…

  3. 鉄骨の出荷時に塗装をするのか?しないのか?それが…

  4. デッキプレートの溶接固定は歩行や風などでズレない…

  5. スタッド溶接の打撃曲げ試験をしたスタッドはそのま…

  1. 一級建築士の資格勉強を始める時期はいつからか?と…

  2. 在宅勤務になり建築現場に配属されない時の学習方法…

  3. 最上階の梁の定着は一般解の梁と何が違うのか?

  4. TMです。新年明けましておめでとうございます。【悩…

  5. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manag…

人気記事ランキング
月間週間デイリー
ブログランキング
にほんブログ村 住まいブログ 現場監督へ