建築現場の現状は、近隣さんなどの周りの人の協力があって
初めて工事が円滑に進めることが出来る。
近隣さんが、苦情などで騒いでしまうと
最悪は工事がストップになってしまうからだ。
実際に
私は新入社員の時に
建物の解体工事中における騒音・振動のクレームで
工事現場が1ヶ月近くストップした経験がある。
そして、一番下っ端であった私が工事再開後において
ホコリ対策や騒音・振動対策で走り回っていた記憶がある。
だから
近隣さんのクレームの恐ろしさを、一番最初の現場で
身を持って感じることが出来た。
「あ~、近隣さんのクレームからの騒ぎって大トラブルに
なってしまう危険性が非常に高いんだ~」
と、感じた記憶があるよね。
しかし
新入社員をはじめ若手職員は
私のように現場がストップするほどのトラブルがない限り
近隣さんのクレームに直面することは少ないと感じる。
では
いざ、自分の現場で立場が上がった時に
近隣さんからクレームが来ないようにするための秘訣は何?
という疑問にお答えする。
まず
工事の騒音や振動、ホコリは減るかもしれないけど
無くならないと認識すべき。
「騒音を出しません」
「振動しません」
「ホコリは出ません」
と近隣さんに説明して、
もしも近隣さんが「あれっ」と感じたらアウト。
「騒音出ているじゃないか!」
と言われても、工事を進めていく上で
どうしても騒音は発生する。
ただし
ここで言う「騒音」とは、法で定められた85dB以上
ということではなく、
あくまでも、近隣さんが「騒音」と感じたら
「騒音」になってしまう。
人によって感じ方が違うから、対応が余計に難しい。
だから
工事の騒音や振動、ホコリは発生する。
という認識で対応するのが基本であると感じる。
では
近隣さんへの対策は何か?
という問題だけど、
私が今までの経験から導き出した
1つのやり方があるから、特別にお伝えする。
「とにかくコミニュケーションをとること」
「クレームになる前に、自分から顔色を伺いに行くこと」
「もう好きにしろ」と言われるまで通うこと
新しい工種が始まるごとに
「◯◯工事のお知らせ」を各近隣さんへ説明に行く。
そして真摯に説明をするのだ。
また
よくクレームを言ってくる人には、
私は意識しないと、気が重くて「足が非常に遠のく」のだけど
意識して、逆に頻繁に通うことにしている。
結局
接触する回数が単純に多くなれば
相手も少しずつ軟化してくることが非常に多い。
だから
無理してでも、通いつめよう。
相手に「そんなに来なくてもいい」と言わせたら私たちの勝利。
でも
実際の近隣対応を行うのはあなたの先輩であることがほとんど。
あなたは、そこまでの立場ではないかもしれない。
だからと言って
「関係ない」ということは絶対にない。
あなたに出来ることもちゃんとある。
それは
「近隣さんとの挨拶をしっかり行うこと」
それだけでOK。
毎日、会った時に挨拶をしっかりしようね。
挨拶をきちんとしていくと、相手の印象はかなり変わる。
先程
騒音は、相手によって感じ方が違う。と書いたけど
「いつも挨拶してくれる◯◯くんが、一生懸命やっているから
苦情を言うのをやめておくか~」
と感じる近隣さんは、実は非常の多いんだよ。
つまり
近隣さんからクレームが来ないようにするための秘訣は
とにかくコミュニケーションを取ることである。
しかも、頻繁にクレームのある人から重点的に行くべき。
怒られるのが怖いからといって、対応に行かないと逆効果だよ。
しかし
なかなか足が進まないよね。
その気持はメチャメチャ分かるよ。
私も近隣さんの家までの道のりで足が重いことは
実際によくあるから。
だから
「実践力」が大事。
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