建物が道路一杯に建つ場合は、足場を建てるのに道路を
占有しなければいけないことがほとんど。
道路を占有する場合に、特に気をつけなければいけないのは、
一般成人に危険が及んではいけないということ。
だから
普通は、夜間の照明や通路の段差の解消など
「一般成人の通行者の視線」で危険はないか?を確認する。
当然、道路占有許可を取るための、道路管理者や警察との
打合せの中でも、「一般成人通行者の視線」での危険の除去の
話題は必ず出るはず。
しかし
一般成人の通行者の視線って、実は想像しやすいのだ。
それは、あなたが実際に歩いてみて「危ないな」と感じるか
どうかをある程度基準にすることが出来るから。
でも
道路を通行するのは、一般成人だけではない。
「子供」や「高齢者」や「身体障害者」なども当然通行する。
だけど
視線の高さや、突拍子もない行動の予測。
更には、「このくらい大丈夫だろう」とあなたが判断した段差でも
体が不自由な人にとっては大変な段差だったりするのだ。
だから
「子供」や「高齢者」や「身体障害者」の方の視線で、
一度道路を歩いてみるということが非常に大切である。
もしも
実際に事故や怪我を歩行者がしてしまうと、
取り返しのつかないことになるかもしれないので、
本当に注意をして欲しい。
最後に
道路占有した所を通行するのは、先程述べた人たちだけで無い。
あなたは他人の現場って気にならない?
私はメチャメチャ気になるよ。
- 仮囲いの高さが揃っていなかったり
- ピカピカチューブがダルダルだったり
- ゲートが風に吹かれて道路にはみ出してきてたり
- 足場のシートの隙間から何かがはみ出していたり
- 掲げてある看板が曲がっていたり
すると、メチャメチャ目についてしまう。
それは
完全な職業病であると感じるけど、周りの人の話を聞いても
同じような感覚で「他人の現場」を見ている人は意外に多い。
という事は、あなたの現場も「知らない同業者」に、
あなたの知らない間にチェックされているということ。
更には
「◯◯会社なのに…」という、会社の規模に対しての評価を
勝手につけられてしまうこともしばしばあるよ。
だから
大きな現場の所長ほど、「見られている」ということを
非常に意識をしていて、部下に色々注文をつけて是正させている。
もしかしたら、所長自身が「他人の現場」を見て気づいた悪い例を
自分の現場でしないようにしているのかも知れないよね。
つまり
道路を占有する場合に注意しなければいけない3つの視線とは、
- 一般の成人の視線
- 子供やお年寄りの視線
- 同業者の視線
特に、同業者は同業者ならではの視線で
本当に興味津々で見てしまうから要注意だよ。
そう、私のようにね。
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