コンクリートで発生したクラック(ひび割れ)の補修方法を把握しておこう

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前回はジャンカ(豆板)の話を書きましたが今回は「ひび割れ
についてお伝えしていきましょう。

 

まず

コンクリートに発生したクラック(ひび割れ)については、
大きく分けて2x2の4パターンあります。

  • 構造クラックか否か
  • 動きのあるクラックか否か?

 

ここで、「構造クラック」とはひび割れの幅をクラックスケールで測定して
0.3mm以上であれば構造クラックとみなして、クラックに対する処置が
必要だと一般的に判断されますが、0.3mm以下であれば構造上に及ぼす
影響が小さいという判断の基に、協議の上経過観察とすることも可能です。

 

また

コンクリートを打設して直ぐの乾燥収縮が進んでいる時期のクラックや、
構造的に動きのある部分でのクラックであれば、一度対処しても
後々同様のクラックが発生することも予想しておかなければいけません。

 

しかし

改修工事におけるクラックなどで乾燥収縮が終っているくらい期間が
経っているクラックについては、補修してしまえば再発はしないでしょう。

 

このように

クラック処理については、構造クラックか?動きがあるか?について
処理方法が変わってきます。

 

例えば

クラックが今後も動きがある場合で、意匠上あまり気にしない場所については
Vカット、Uカットによりシーリング処理が適しています。

 

そして

クラックの動きが落ち着いている。意匠上Vカットではダメだ。という場合は、
エポキシ樹脂、もしくはセメント系の材料を高圧もしくは低圧で注入していきます。

クラックの幅にもよりますが時間のある場合は、エポキシ樹脂の低圧注入が
私の経験上は多いですね。

 

実際は

乾燥収縮が今後進むと予想される場所のクラックについても意匠上の問題で
エポキシ注入を行う場合は、周辺の弱い部分からクラックが再発する懸念が
あるので、仕上げの工程の許す限り補修までの時間を置いた方が良いですね。

 

最後に

建築工事監理指針(令和7年版上巻)」の該当部分を確認して下さい。

P.465

(オ) ひび割れは、次のエポキシ樹脂を用いた補修方法等を参考に適切な補修方法を策定させ、提案させて了承後に補修を行わせる。

(a) エポキシ樹脂の使用上の注意事項

① エポキシ樹脂は種類も多く、硬化剤、希釈剤、充填剤等の配合によっていろいろな性状とすることができるので、補修の目的、施工条件等を十分検討して選定する。

② コンクリート面は、十分な表面強度をもつ必要があるので、油、ほこりの類は、ワイヤブラシ等で清掃する。また、コンクリート面は完全に乾燥していなければならない。

③ エポキシ樹脂は、10℃以下では硬化が著しく遅れ、接着強度が低下するので冬期の補修には十分注意する。
なお、炎天下の作業は硬化が早くなるので日除け等の養生が必要になる。

④ エポキシ樹脂をパテ状で使用する場合は、低粘度形のエポキシ樹脂プライマーを塗布する。

 

(b) 注入補修方法

注入補修方法を体系的に示すと、図 6.9.4 のようになる。

 

図 6.9.4 補修方法

 

つまり

コンクリートで発生したクラック(ひび割れ)の対処方法については、
まずひび割れの幅をクラックスケールで測定して0.3mm以上であれば
構造クラックとみなして処置が必要だと判断するが、0.3mm以下であれば
協議の上、経過観察とすることも可能です。

 

また

クラックについては、場所と特性によって処理方法が変わってきます。

クラックが今後も動きがある場合で、意匠上あまり気にしない場所については
Vカット、Uカットによりシーリング処理で良いと考えています。

 

そして

クラックの動きが落ち着いている。意匠上Vカットではダメだ。という場合は、
エポキシ樹脂、もしくはセメント系の材料を高圧もしくは低圧で注入していきます。

クラックの幅にもよりますが時間のある場合は、エポキシ樹脂の低圧注入が
私の経験上は多いですね。

 

また

クラックは発生しないのが1番良いので、是非こちらの記事も参考にして下さいね。

↓ ↓ ↓

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