私がブログを始めた理由の1つ…。
昔と今では時代が違う。
その時代の流れに乗り切れなくて今だに古い慣習を続けている人もいる。
当たりハズレではないけど、あなたはこのような先輩が付いたら
毎日をどのように過ごしていくかな?
Iさんからの質問 | 新入社員なんですが、現場に配属されて先輩のことを見て学べと言われたのですが、何をみればいいんですか?何を学べばいいんですか? |
ここから回答
Iさん。
こんにちは。
TMです。
お問い合わせありがとうございます。
新入社員なんですが、現場に配属されて先輩のことを見て学べと言われたのですが、...。
この先輩の事を見て学べというのは、建設業界に限らず日本の技術を扱う業界には多い気がしますね。
そして、自分がそのようにされてきたからといって、同じようにすれば良い。と考えている先輩では今でもなお続いています。正直にいうと先輩の背中を見て学んでくれたら、いちいち教えなくても良いので楽なのですが、今は「時代に合わないな」と私は感じています。
更に、「見て学べ」という先輩は、ある意味「教え方が分からない」という側面もあるはずです。自分が教えて貰っていないので、どのように教えていくと効果的なのか?が分からないかも知れませんね。
しかし、そんな事を言っていると先輩が教えてくれる人と、Iさんの間で差がついてしまうのでは無いか?という不安を抱えているかも知れませんね。実際に、そのような悩みは非常に多く私の所へ寄せられていますよ。
というわけで、私は誰にでも一定の「教え」は必要だろう。という事でブログを書きはじめてますので、具体的に「見て学ぶ」にはどのようにすれば良いか?についてお伝えしていきましょう。
何をみればいいんですか?
先輩を見ると言っても、余りにも抽象的ですよね。
そこで、2つの視点で先輩を見てはどうですか?
1つ目は、「社会人としての先輩」です。
Iさんが自分自身で考えているよりも、「学生気分」は抜けていないかも知れません。しかも、社会人としてのマナーが足りていなくても誰も指摘してくれない事なんてザラです。
社会には学生の時と違って「親」や「先生」が教えてくれて、教わったことだけを理解してこなしていれば良いと言うわけでは有りません。
「自分の頭で常日頃から考えて判断しないといけないのです」
ここが、「学生」と「社会人」の圧倒的な違いです。
では、先程のマナーが足りていない新入社員はどのような評価を下されるのでしょうか?
それは、「あの新入社員はダメだ!」とレッテルを貼られてしまうのです。特に「再テスト」の機会を与えられることなくね。
だから、教えてもらえなければ、例えば先輩の行動のうち
- 朝来たときの挨拶のしかた。とくに、同じ挨拶でも自分より立場が上の人にどのようにしているか?
- 電話のかけ方。話しているときの挨拶や言葉の言い回し。
- 電話の受け方。自分宛でない場合はどのように相手先に言って、他の人につないでいるか?
- 来客時の対応。来客は応接テーブルのどこに座ってもらって、対応する側はどこに座るか?コーヒーなどの出す順番や出し方。お客さんの見送りかた。
- 事務所内のコミニュケーションの取り方。報連相のやり方や、質問のやり取りに聞き耳をたてていて、質問前に事前に用意しておくべき事は何か?
について先輩の振る舞いを見ていこう。
2つ目は「技術者としての先輩」です。
先輩は、忙しい毎日を効率的に過ごして行くために、出来るだけ無駄のない行動をとっているはずです。
きっと、最初はIさんが先輩の行動の意味を理解することは難しいでしょう。しかし、だからと言って先輩の行動を見なくて良いと言うわけでは有りません。
例えば、現場を歩いていて先輩が職人さんと喋っている内容を良く聞いて見ましょう。
そして
- 先輩が話している内容はどんなものか?
- 問題点は一体どこにあるのか?
- 解決策はどうなのか?
- そもそも先輩は、現場の「何」を見て今の会話を切り出しだのか?
このような項目を観察していくことで、Iさんの能力は自然と本人も気付かないうちに上がって行きますよ。その内容は後程お伝えします。
大切なのは、「見るときに目的意識を持つこと」です。
何も意識していない人と、意識している人とで「1日3回」の差がつくと1ヶ月で100回も差が付くからね。ここを理解して「実際に行動出来る人」だけが圧倒的に成長していきますよ。
何を学べばいいんですか?
見るだけで成長するのか?と言えば嘘です。私自身の経験から学ぶにはあるコツがあることに気づきました。
100人いれば100通りの解決法があるとは感じますが、私のやり方を特別にお伝えしましょう。
それは
「先輩の行動と自分の考えとのギャップを無くすこと」です。
例えば、先輩の行動を見ていて
「自分だったらこうする」
ということをイメージすることです。
具体的には、
先輩の電話の受け方を見ていて
「○○建設でございます」
と言ったとしましょう。しかし、Iさんのイメージした答えは
「○○建設です」
別に間違いでは有りませんが、先輩とIさんの間の「違い」を「どちらの方が良いか?」と判断することで、先輩のレベルまで最速で到達できますよ。勿論、先輩の方が「ダメだ」と感じれば真似する必要は有りませんよね(笑)。
技術的なことに関しても、自分なりの答えを持って先輩の話を聞いていれば、先程の
- 先輩が話している内容はどんなものか?
- 問題点は一体どこにあるのか?
- 解決策はどうなのか?
- そもそも先輩は、現場の「何」を見て今の会話を切り出しだのか?
が、より一層深く理解できるのです。その4つのなかでも一番重要なのが、
「そもそも先輩は、現場の「何」を見て今の会話を切り出しだのか?」
であり、「気づくポイント」を理解することが出来れば、今度はIさん自身で問題解決が出来ていくことでしょう。でも、学ぶ姿勢はいつになってもやめない方が良いですよ。
色々、大変だとは感じますが頑張って下さいね。
それでは。
---- 回答ここまで ----
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