あなたは材料の拾い出しって何をしたことがあるかな?
現場に配属されて拾い出しをしそうなものを上げると、
- コンクリート
- 型枠
- 足場
- 鉄筋
- タイル等の仕上げ材
って色々あげられるけど、あなたの会社で直接支払わない材料は
「責任数量」だと言って拾わないことが多くなってきている。
それは
現場監督の業務が忙しいために、出来るだけ必要のない業務を
減らしていこうという考えによる。
実際に
私も毎回拾う必要は無いと感じるけど、
「いろんな材料を一度は拾い出しをしたほうが良い」
そして
「拾った材料の答え合わせをしたほうが良い」
と考えている。
なぜなら
材料を拾い出すことによって、仕事の「順序」が理解できるから。
例えば
足場の材料を拾い出すとすると、
私が新入社員の頃よくやっていた失敗は、
単管をつなぐジョイントが無かったり、
敷板が無かったりしていた。
それは
仕事の流れがイメージ出来ていなかったから。
具体的に言うと
足場の材料を拾った後に、拾い漏れが無いかチェックする段階で、
「まずは敷板を敷くから、よしよし敷板拾っている」
「次に、ジャッキを建てて、ジャッキも有るぞ」
「その後は、建枠、ブレース、布板で1段目を組んだら、
根がらみを取るから、単管と直交クランプと直線ジョイント。
よし、ちゃんと拾っているぞ」
という風に
実際の組み立風景を思い出しながら、
1つ1つの材料を確認するようすると、
拾い出しの間違いが劇的に減ったよ。
逆に言うと
仕事の流れやその時に必要な材料をイメージ出来ない。
ということは、仕事の理解度がまだまだ低いということ。
その為には
一度自分の頭のなかで材料を拾ってみて、
作業員さんと答え合わせをすることをオススメするよ。
なぜなら
どこの材料が変更が多くて余裕をもって注文するのか?
その材料はきっちり数通りに注文するのか?
専門職の考え方のより深い所まで一気に理解するためには、
自分の考えと、作業員さんの考えを付き合わせることが
最速の道であると私は考えているから。
だから
自分の頭でしっかり考えて材料の拾い出しを行うことは
メチャメチャ重要であると私は感じるよ。
つまり
仕事の材料拾いが出来るということは、
仕事の順序が分かっており、各順序における必要部材を
理解していることである。
だから
一度、実際にあなたが拾っていない材料でも
部分的で良いので拾ってみると仕事の奥深さを理解できるよ。
そして
なぜ作業員さんがそのように拾っているのか?を理解することで
知識がより深くなり、必ず一歩上のレベルの仕事が出来ると感じるよ。
そのためには、このような考え方も必要かもね。
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