建築現場で働く現場監督はいつも忙しい。
そのようなイメージをあなたは持っているだろうか?
確かに
メチャメチャ忙しい。
では
現場が始まって最初から最後まで
ず~~~っと忙しいのだろうか?
実際に、ずっと忙しい現場のいくつもあるが
一般的には、忙しさには波がある。
つまり
忙しい時期と、少し落ち着いてきたな
と感じる時期があるのだ。
もしも、少し落ち着いてきたなと
感じる間がなければ、ずっと忙しい現場になってしまう。
実は
現場で忙しい時期というのは
「乗り込み時」と「竣工前(完成前)」である。
その他のある程度軌道に乗った時期は
比較的業務の量が落ち着いている。
まず
乗り込み時は、工事を始めるために本当に
いろいろな計画や書類を作成しなければいけない。
- 工程表の作成
- 施工計画書の作成
- 施工計画図の作成
- 監督署への提出書類
- 客先への提出書類
- 実行予算の作成
- 業者への発注
- 実際の業者との打合わせ
- 近隣へのあいさつ回り
- 施工図の作成・チェック
- 社内への提出書類
などなど、他にもあげればキリがない。
全てがあなたの業務では無いと感じる。
しかし
計画期間があまりなく、ヨーイドンで配置された
場合は、毎日夜な夜な書類の作成などに
追われてしまうのである。
だから
乗り込み時は、本当に辛い。
「やってもやっても、仕事が無くならない~」
「何で、こんなに忙しいんだ?」
いつも愚痴がこぼしながら業務をしている。
次に
忙しいのは「竣工前」である。
竣工前は、いろいろな検査が連続であったり
完成時に提出する書類(竣工書類)を作成しないといけない。
引き渡しの日と引渡し時の提出書類が
決まっている。
だけど
時間は待ってくれないし、書類の量も勝手には減らない。
更に、現場の作業がギリギリまでやっていると
現場に出て管理もしなくちゃいけない。
「あ~、少し落ち着いた時期に
前倒してやっておけば良かった~」
と若い頃はいつも後悔していたので
流石に、最近は出来るだけ最後の竣工前に
バタつかないように業務を前倒しで出来るように
なってきたけど、若いころはまだまだ難しいと感じる。
でも
毎日の品質記録とか、写真の整理などを
きっちり日々こなしておくだけでも
竣工前の業務の量を減らすのに、非常に効果的。
いかに、日々継続して業務をしているか?
が、最後の辛い時期をどのように迎えるのか?
に直結しているよ。
例えるなら
「アリ」と「キリギリス」。
では
あなたは「アリ」が「キリギリス」かどっちになりたい?
つまり
現場の仕事のピークは「乗り込み時」と「竣工前」である。
乗り込み事が忙しいのはしょうがないけど
最後の竣工時に出来るだけバタバタはしたくないよね。
だから
比較的に仕事量が落ち着いた時に竣工時の仕事を
前倒しでこなしておくと最後楽になるから、本当にオススメ。
更に
竣工前は、検査、検査、検査。
検査で手戻りが無いように常日頃からの
品質管理ってやっぱり重要だね。
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