現場が夕方になって作業員さんがみんな帰ったあと
最後の戸締まりをやりに行くのは新人現場監督の仕事。
ただ、ゲートを閉めて帰れば良い。
というわけでは、当然ないのである。
では
何に気をつけて戸締まりすれば良いのか?
私の考えは
- 盗難防止の鍵の確認
- 夜中の豪雨対策のポンプの確認
- 急な突風に対する飛散防止の確認
- 照明の消し忘れの確認
- 火災防止の残火の確認
の5つである。
実は
5つの内、4つは、私の現場で経験している。
まず
戸締まりしていても、泥棒が入って
大規模な事例で、電線2回、工具1回
警察に盗難届を出して、現場検証に来てもらった
こともある。
最終的には、2回は犯人が捕まったが
西日本を転々と盗難ばかり繰り返しているグループだった。
次に
夜中に豪雨が降って
完成したエレベーターが水没したことがあった。
直すのに40万円くらい掛かったっけ?
雨が強すぎて本当に現場がプールみたいに
なったことなど数知れず。
3つめに
夜に突風が吹いて、現場の周りに囲っていた
仮囲いが倒れてしまって警察が来たことも
過去に2回ある。
4つめは
夜に事務所から帰るときに
ふと、現場を見ると上の階の方で
ぼや~っと、投光器の明かりが見えて
現場に引き返して、わざわざ消しに行ったことも
数えきれないくらいあるよね。
最後に
火事だけは自分の現場で起こしたことは無いけど
数キロ先の、同じ会社の現場で火災が発生して
地方のテレビ局のニュースになったこともある。
いずれにしても
実際に事件が起こったあとは
ものすごい労力を費やしてぐったりしてしまうことばかり。
そして、精神的にも凹んでしまうよね。
誰でも
トラブルには遭遇したくない。
毎日、平穏に過ごしていきたい。
そのために
最低限の確認すべき項目がある。
でも、実際に経験しないと「後悔」や「やるせない気持ち」は
分からないかもしれない。
しかし
経験者の言葉として、この記事を読んでくれて
「人の振り見て……」となってくれると嬉しいな。
更に
最後に現場を確認するときに「当日の進捗」も
一緒に確認すると、あなたのレベルアップにもつながるよ。
つまり
現場の作業終了時のチェックポイントは
- 盗難防止の鍵の確認
- 夜中の豪雨対策のポンプの確認
- 急な突風に対する飛散防止の確認
- 照明の消し忘れの確認
- 火災防止の残火の確認
+ 当日の進捗の確認
の5+1つである。
更に
「進捗の確認」に関してはこちらでも
記事にしているので合わせて読んでね。
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