工程管理ってお客さんに予定通りに
建物を引き渡すためには必要不可欠。
全体工程表、月間工程表、週間工程表
と色んな種類の工程表を先輩たちは作って
実際に管理をしている。
だけど
工程表をつくって管理していくのは先輩だから
あなたには直接関係のないことなんて
思っていないだろうか?
でも、よく考えて欲しい。
現在、あなたの先輩がやっていることは
次の現場では「あなたの仕事」になるかもしれない。
その時、あなたは工程表をキチンと
書くことが出来るだろうか?
別に
経験を踏んでいくと勝手に書けるように
なるものでもない。
そりゃ~、実際は経験である程度は書けるようには
なるけど、本当の意味で工程を理解して書けるとは
また意味が違うと感じている。
なぜなら
ただ、何となく線を引っ張っている根拠の無い工程表。
を書く人間は少なからずいるから。
そこで
まだ経験もなく、工程表を自分で書いたことのない
あなたには、先輩の工程を管理していく上で
是非、実践して欲しいことがある。
まず
建築現場なら、1つの作業場所に次々と
違う職業の作業員さんが来て作業するよね。
今週は、軽天屋さん、来週からはクロス屋さん。
みたいな感じでね。
そこで
明日から、他の新しい作業員さんが入って来る
って、昼の打合せで話があったら
夕方にでも、新しく作業員さんが入る所を
確認してみよう。
もしも
材料とかが置きっ放しになっていたり、
片付いていなかったら、翌日に作業員さんが
気持よく作業できるように片付けておこうね。
なぜなら
もしも、翌日に片付いた状態でなくて
作業員さんと先輩がもめていて、
最悪引き上げてしまった場合は
単純に予定していた工程が1日ずれるよね。
だから
あなたが、もしも片付けて気持よく作業をさせて
あげたのであれば、「工程の1日ずれ」を食い止めた
ことになる。
立派な工程管理だよ。
そして
私の言ったことを実践していると
一つ他にもメリットがある。
それは、打合せで作業員さんの動きに注意することで
だんだん、「作業の流れ」がつかめてくるし、
そのうち「作業にかかる日数」もだんだん分かってくる
ようになるのだ。
最終的に
「工程の流れ」が掴めてくるようになる。
ということだよ。
千里の道も1歩から、まずは「明日の作業」
に注目していこう。
つまり
工程管理の第1歩として
「明日、作業員さんが来て作業できるか?」
を確認しておくことは非常に重要。
だって、あなたが作業員の立場なら
「朝来たら作業する所に荷物がいっぱい」
だっから、どんな気分になる?
だから、まずは「明日の作業場所」から
気にして確認しておこうね。
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