工事写真を撮影するついでに、
若い頃はよく全景や施工状況写真を良く撮影していた。
それは
別に工事黒板を入れるわけでもない普通のスナップ写真である。
だから、写真を撮影したからといって成果物として使用することはない。
しかし
次以降の現場において、何となく撮り貯めた全景や施工状況写真が、
実際に役に立つ事が案外多いことに気がつく。
例えば
あなたが工程表を初めて書くときに、掘削の進捗が、前の現場で
毎日どのくらい進んでいたのか?を確認したいこともある。
もちろん
工程の実施記録や歩掛をしっかり取っていれば良いけど、
そうでない場合は、手探りで工程を引くことになりかねない。
しかし
毎日のスナップがあれば、大体の工事の進捗状況が分かるし、
その時に苦労したことや、次に活かしたいことも思い出すかもしれない。
そして、より現実味のあるスムーズな工程表を書くことが出来る。
更に
図面をチェックしていたり、工程の順番を書く時に
「あの現場の時どうしてたかな~」
とふと疑問に感じることも多い。
しかし
大抵の場合は、記録や写真が有るわけでもなく、
おぼろげな記憶を頼りに何となく施工することも多々ある。
そこで
「あ~!しまった~。ちゃんと撮っておけば良かった~」
と感じても後の祭りだよね。
だから
まだまだ、自分で修行中の身で覚えることは山程ある。
と感じているあなたは、ぜひ日々の全景や施工状況を
スナップ状態で良いので撮影しておくと、後々役に立つ。
更に
写真を撮るということは、立ち止まって「デジカメの画面」
を覗くので、普通に現場を見るより記憶に残りやすい。
だから、現場の状況を把握するのにも役に立つはずだよ。
結局
デジカメだと、何十枚余計な写真を撮影しても、
費用は掛からないので、「撮ったもん勝ち」という気持ちで試してみてね。
つまり
工事現場の全景や工事の進捗状況を毎日写真撮影しておく
メリットとは、次の現場などで「工程表を作成する時」に、
流れや進み具合を確認できるためである。
更には
「あの現場の、あの部分どうやっていたかな~」
という中々思い出せない部分も写真を確認することで、
思い出すことが出来たりする可能性は高いということ。
そして
「撮っていなくて怒られる」事があるのが工事写真。
でも、「撮り過ぎていても決して怒られない」のも工事写真。
だったら
撮り過ぎるくらい撮っておいた方が得だよね。
だって、こんなことにはなりたくないからね。
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