建築現場は毎日目まぐるしく変わっていく。
その中で必要なのは職長さんとの工程の調整。
そして
最近よく感じてしまうのは、
現場の職員と職長さんでは、どちらが先のこと迄考えているのか?
という問題。
なぜなら
私が現場に入って色々な職長さんと打合せをしている時に
先輩から「ある事」を教えてもらったことが、
非常に印象的であり、今でも実践していることだったから。
だから
私も、常々部下に言って回っているのだけど、
ピンと来ていないな?と感じることが多い。
その「ある事」とは?
「職長さんが明日の話をしてきたら、3日先の話を持ち出すこと」
「職長さんが来週の話をしてきたら、来月の話を持ち出すこと」
「職長さんが来月の話をしてきたら、全体工期の話を持ち出すこと」
つまり
「職長さんの話している内容より、先の話を持ち出すこと」
具体的に言うと
職長さんが
「明後日、レッカー1日使いたいんだけど」
「何に使うの?」
「梁筋の荷揚げと、スラブ筋もついでに上げておきたい」
「でも、一緒にあげたら作業しづらいでしょ
来週の火曜日に、他の作業で2時間くらい時間作れるから
その時に、持ってきたほうが良くない?」
「確かに、それなら工程に間に合うな」
「でしょ、じゃあ明後日はレッカー半日で良いよね」
と言う感じに納得してもらえやすい。
しかし
先の話をしていないと、
- レッカー代は、明後日と来週火曜日で「半日」余計に費用が掛かる。
- 材料だらけで、作業がしづらい状況になってしまう。
- あなたが、先の流れを読んでいないことがバレる。
- そのうち、職長さんの言いなりになってしまう。
と悪いことだらけ。
しかも
最悪なのは、「言われたら段取りすれば良い」
という考えになってしまって、
自分から計画をしなくなってしまうこと。
つまり
「行き当たりばったり」の現場になってしまうこと。
もしも、現場が行き当たりばったりになってしまったら
工程も、費用も全く思い通りに進まなくなるからね。
1つの事が片付いてから、次の段取りをしていると
工程がいくらあっても足りないから。
だから
常に、自分のできる範囲で先の予定を意識しながら
職長さんと工程の話をすることが非常に大切だよ。
つまり
職長さんと工程について話をする時のたった1つの秘訣とは
「職長さんの一歩先の話をすること」
人の考えている範囲を超えた所まで考えているよ。
という姿勢を見せることにより、職長さんからの信頼も
得ることが出来る。
更に
このようにして信頼を得ることも出来るよ。
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