あなたは職人さんに信頼されていると感じますか?
そこで、もし「う~ん」と首をかしげたなら
この話を聞いてほしい。
「○○さん、この材料がもう無いんだけど、何処にある?」
「○○さん、ここの納まりが分からないんだけど…」
と、
全くあなたの担当でもない職人さんから聞かれたとき
あなたはどういう行動に出ますか?
- 自分の担当じゃないんで…。
- 自分では分からないので…。
- この材料は何処にあるのか分かりません。
と答えていないかな?
では、
もしあなたが逆の立場だったら、どう思うかな?
「助けて欲しい」
と思わないかな?
私は、思うよね。
だって
「本当に困っているから質問しているのだから」
「切羽つまっているから、担当でもないのに聞いているのだから」
でも、
これは頭の中では皆分かっている。
同じ質問をすると、9割以上の人が
「聞かれた事は、答えるようにしてます」
と、事務所の中では言うよね。
それは、「分かっている」から
でも、「出来ていますか?」
この質問をした途端、9割の人は目をそらす。
あなたはどう?
そう。
職人さんに信頼されるたった1つ
これだけやれば良いポイントは
「職人さんの困っている事に、きちっと対応すること」
たった1つ。
これだけ出来れば信頼される。
何故なら
「あいつに聞けば、何か反応がある。答えが返ってくる」
と感じるから。
これは
決して、自分が1から10まで答える必要はない。
自分の分からないことは、分かる人に聞けば良い。
目の前で、電話して「答え」を教えてあげる。
材料がなければ、目の前で「注文」する。
1人で難しそうに作業していたら、そっと手を添えてあげる。
それだけで良い。
それだけで良いのです。
それだけで、自分の要求に応えてくれた姿勢を
その職人さんは感じる。
「あなたの反応」を実際に見ている。
自分の言ったことで、「人が実際に動く」
という事を見るのは、非常に気持ちが良い。
だから、
あなたは感謝される。
もし、次に、
その職人さんが困ったら
今度は
「たまたま通りかかった”あなた”」
ではなく
「私の事を分かってくれる”あなた”」
を目で探すだろう。
そして、お願いをするはず。
それが、「信頼」である。
しかし
現場の中は忙しい。
いつも答えてあげるのは、至難の業である。
でも
今までしてこなかった人は、
まず1日1回から、実践してみよう。
実践して、「ありがとう」
と言われるのは気持ちのいいものである。
そして
現場で働いているあなたは、技術者であると同時に
「会社の営業マン」でもある。
実は、どの作業員さんも、あなたとあなたの会社のレベルを
いつもめちゃくちゃシビアにチェックしているよ。
でも、営業マンとしての意識をあなたは
きっと、持っていないはず。
しかし
もしも、あなたが「技術者」+「営業マン」としての
意識を持つことが出来るのなら、
かなり「所長クラス」に近づいていると感じるよ。
なぜなら
所長の仕事の何割かは、実は「営業」なのだから。
更に
「営業職」で必要なスキルの1つに、自分に対して有利な条件を
保ちながら相手を「納得(説得)」するスキルがあるよね。
私自身が「なるほど」と何度も感じた優良な書籍があるので
この機会にお知らせしておくよ。
職人さんとの信頼関係を築く上では、
「職人さんをWin-Winの関係を保って納得(説得)させること」
は絶対に必要なことだからね。
↓ ↓ ↓
この記事へのコメントはありません。