職人さんとどうやったら上手く付き合えるのか?
とあなたは悩んだことは無いかな?
他にも同じように悩んでいる人のお問い合わせを今回はお伝えするよ。
Kさんからの質問 | TMさんこんばんわ。 いつもブログで勉強させてもらっています。 ためになるブログを有難うございます。今、私が担当している現場での悩みですが、多少愚痴っぽくなってしまい、長文ですがご容赦ください。 さて、私は今年4月に配管材料の営業から配管施工管理に転職をしました。現在33歳です。 こんな私は今週から初の現場に入れさせてもらうようになりました。 もちろん一人で任せてもらえるはずはないので、入社4年目の先輩と一緒です。 ちなみに現場の担当者(客先)は、業界2年目で私より若い方です。 今回のミッションは・・・ そして、今週の月曜、私達は協力会社の職人さん3名と共に現場へ赴いたのですが・・ ・配管材料は影も形もない。 というわけで、全く作業になりませんでした。 その日、先輩は他の現場を見なければならないらしく、午後イチで現場を後にしました。 一応、先輩は自分でアイソメを作り、代理発注といった形で材料を注文し、それをFAXで送ってきたので、3日目からは部分的な組立てに入れたのですが、それでも出来ることが限られているので、本日まで職人が午後イチで帰ってしまう状況が続いています。 これには、職人さんもだんだんイライラしてきたらしく、 「通常ならこんなことはありえない!」 等言われてしまいました。 私も現場にいる以上、施工の流れや、図面に表記されていないような細かい配管接続などを理解しようとするのですが、職人さんの話しているスピードに頭が追いついていかず、ちんぷんかんぷんです。 職人さんも作業が進むのか心配なようで、 「明日入る材料でちゃんと完成するのか?」とか 「ここのゲージの取り付けはどうするんだ?この分の材料もちゃんと頼んでいるのか?」 と私に聞いてくるので私の力が足りなく、すぐ答えることができません。 先輩に電話で聞いても「手元に図面がないからわからない」と言われてしまい、客先担当も他から色々煽られているらしく、頭が整理できていないため、言っていることが右往左往してしまい、余計に職人を怒らしてしまいます。 情けないですが、これが今の現場の現状です。 どうすれば職人さんが心配なく、順調に作業させてあげることが出来るのでしょうか? 私も今自分に出来ることはないかを考え、当ブログに「翌日きちんと仕事が出来る状況にする」という内容の記事があった事を思い出し、明日からようやく現場での配管接続ができる事もあり、現場に広い作業スペースを用意しに行きました。 実際、スペースは満足に用意されておらず、我々が行かなければ明日作業できるか怪しいものでした。 あと、自分がやろうとしていることは・・・ 以上3点はやるつもりでいますが、他に作業がうまく進む為、やるべきことはありますでしょうか? どうかアドバイスをお願い致します。 以上 |
ここから回答
Kさん。
こんにちは。
TMです。
お問い合わせありがとうございます。
早速回答しますね。
そして、今週の月曜、私達は協力会社の職人さん3名と共に現場へ赴いたのですが・・
・配管材料は影も形もない。
・材料注文していないどころか、図面から拾ってもいない。
・メイン配管の寸法変更があるらしく、上手くまとまっていない(これは翌日に決まりましたが)というわけで、全く作業になりませんでした。
いきなりの現場でトラブル発生でビックリだよね。
確かに、トラブルの現況はKさんではなく、
客先がほとんど悪い事例であると言えるよね。
でも
それで済ましてしまったら本当にもったいないよ。
「ピンチはチャンス」と捉えると、次に同じ失敗をしないためには
どのような行動を取ればよいか?を考えることはとっても重要。
そして
「一回目の失敗」は絶対に誰でもやるけど、
デキる人は「同じ失敗を2度しない」
だから
今回の場合は、
Kさんが事前に、客先に「材料は発注済ですよね」
と一言確認すれば、起きなかったトラブルである。とも言える。
これが、1つ勉強して欲しい点だね。
そして
もう1つ。
これには、職人さんもだんだんイライラしてきたらしく、「通常ならこんなことはありえない!」等言われてしまいました。
私も現場にいる以上、施工の流れや、図面に表記されていないような細かい配管接続などを理解しようとするのですが、職人さんの話しているスピードに頭が追いついていかず、ちんぷんかんぷんです。
正直、どこをどうするのか現場をざっと見ても解からないのです。職人さんも作業が進むのか心配なようで、
「明日入る材料でちゃんと完成するのか?」とか
「ここのゲージの取り付けはどうするんだ?この分の材料もちゃんと頼んでいるのか?」と私に聞いてくるので私の力が足りなく、すぐ答えることができません。先輩に電話で聞いても「手元に図面がないからわからない」と言われてしまい、客先担当も他から色々煽られているらしく、頭が整理できていないため、言っていることが右往左往してしまい、余計に職人を怒らしてしまいます。
情けないですが、これが今の現場の現状です。
どうすれば職人さんが心配なく、順調に作業させてあげることが出来るのでしょうか?
この悩みは、私も新入社員~3年目位までは、
常につきまとっていた悩みだね。
実は
私の経験上、職人さんと共に前に進んでいくための
コツを発見したので、今回はお伝えしよう。
それは
職人さんと運命共同体になること。
具体的には
どうせKさんが拾っても分からない事があるなら、
あっさり職人さんに図面を見てもらって、Kさんが、
素直に拾い表の間違いのチェックを依頼するという方法が効果的。
なぜなら
プライドを持っている職人さんっていうのは、
自分の発言には、「責任」を持つから。
つまり
職人さんが、「この数量で大丈夫」と言って、
もしも、間違っていても文句は言わないはずだし、
足らない材料を手配する段取りをしてくれるかも知れない。
きっと、今の段階ではその方がスムーズかも。
逆に
「そんな数量拾う時間ない」と断られたら、
「断った」という発言が残るから。
今までよりも揉めにくい。
でも
いつまでも職人さんにおんぶに抱っこではイケナイよね。
しかし、この方法には実はカラクリがあって同時に、
現場で使える材料の拾い方も勉強ができる。
具体的には
- 材料の拾い方の手順
- 端材のロスをどのように見るか?
- 現場で変更が起きやすく、余分に発注すべき材料は何か?
など、職人さんが編み出してきた「教科書に乗っていない拾い」
を学べるのが最大のメリットだよ。
最後に
初めての現場では、段取りも他人の会話の内容も
わからなくてもある意味当然だし、職人や客先と
対等に会話ができるのには数年掛かるのが現実。
だから
焦っても仕方がない事なので、
1つ1つ分からないことを吸収していくと良いよ。
更に
Kさんの乗っている船に、
一緒に職人さんや客先も乗ってくれると心強いよね。
大切なのは、人間ってどうしても「他人」より「身内」の方が、
何事においても親身になってくれやすいという事実。
だったら
1人でも多くのKさんの周りの人が「身内」に
なってくれるような付き合い方をするのも1つの手かなと感じるよ。
良い意味で、「楽しい現場」になるように、
出来ることからで良いので1つずつ実践していって欲しい。
ーーーここまで
このあとKさんとはメールのやり取りをして、
職人さんに、現状を逐一報告すると安心するよ。
という話をさせてもらった。
なぜかは
こちらに書いてあるよ。
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