現場で仕事している限りは
人と人とのコミュニケーションは避けては通れない。
でも
中々コミュニケーションがうまく取れない人が多い。
そんな風に周りから色々ところで話題が出ている。
では
私はどうか? というと、やっぱり会社に入った時は
あまり積極的な性格ではなかったし、
自分から友達をガンガン作ろうぜ。という性格ではない。
今でも、どちらかと言うと「内向的」な性格のままである。
つい先日
ふとしたことで「理系男子」について調べることがあったが
そこで感じたことは、私と同じような考え方の人が多いのだな。
ということである。
つまり
「理系男子」という言葉で取り上げられているということは
それだけの絶対数が必ずいるのだから。
しかし
現場のコミュニケーション力は性格が内向的でも
実は大丈夫なのである。
現に、私自身が内向的な性格だから。
でもね
そこまで自分の考え方が変わるまでには
相当色々な苦労をしてきたんだよ。
まずは
「作業員さんに怒られる」ということだけでも
かなりの回数をこなしてきた。
「も~う嫌だ」。
と思ったことが何度あるのだろう。
自分でも数えきれないほどあったことは間違いない。
そこで
一番感じたことは
「〇〇さんに伝えておいて」
「△△の業者の人と調整する必要があるな~」
「今日はココまでしか進まないけど、大丈夫か確認して」
などの
「当事者以外に絡むお願いごと」を
忘れた時は、99%の確率で揉めるし、怒られる原因になる。
だから、作業員さんは現場監督にお願いするのだ。
自分たちが言ってしまうと、「角が立つ」から。
しかし
そういったお願いごとは、結構後ろ向きの内容なので
進んで「わかったよ」と言える内容ではない事が非常に多い。
でも
相手方の作業員さんと実際に合うか電話で調整をして
結果を伝えに行かなければならない。
イヤでも、何でも私は繰り返し調整をしてきた。
ブツブツ文句も言われるし、相手の機嫌も損なうこともあった。
でも、
私がやらなくちゃ他に誰がしてくれるの?
そんな気持ちで調整ごとを重ねていくうちに慣れてきたのた。
だから
性格は内向的なまま、調整ごとをには長けてきた。
まさに、経験のなせる技であると強く感じるよ。
が、しかし
先程の調整を、一方通行でしてしまう人が非常に多い。
そして
みんなの文句の焦点は、正に「一方通行」なことである。
具体的に言うと
「いつ予定していた〇〇が2日遅れます」
「○日までに、作業が終わらないので増員して下さい」
「□□の施工が悪いので手直しして下さい」
というメールを送ってそれで終わり。
しかも、送る相手が会社の偉い人に送って終わり。
だから
「ちょっと待ってよ。もう段取りしてるよ」
「増員してって言ったって、声かけてるの知ってるでしょ」
「施工が悪いなら直接言えよ」
と作業員さんからクレームが担当者を飛ばして
今度は直接私の所まで来るのだ。
つまり
人と人とのコミュニケーションを放棄した状態。
なぜなら
逆の立場になって考えてほしい。
あなたが一生懸命にやっている現場の事を
あなたのお客さんが現場をすっ飛ばして、
直接会社の幹部にクレームの電話を入れられたら
あなたはどう感じる?
私なら絶対にイヤ。
「何ですっ飛ばすの?」
「そのくらいのこと直接言ってよ」
「そんなことぐらいが議論できないくらいの信頼関係なの?」
客先に怒鳴り込んで言ってしまうかもしれない。
つまり
私は、自分がされたら嫌だから
まず、作業員さんレベルで直接話をしてから
お互いにラチがあかないと判断したら
上層部に振るようにしてきた。
その過程で、当然相手側の言い分もあるので
妙に納得させられるときもあったが、それはそれで良いのでは?
「分かった。今度は私が自分の上司に掛け合ってみる」
と作業員さんの前で直接言えたら信頼度は一気にUPするよ。
だから
何事も、双方向にコミュニケーションを取ることは非常に大切。
相手の言い分を聞かないと気づかないことが非常に多いから。
ブログという媒体の怖い所が一方通行になりやすい。
ということなので、「文句」でも「応援」でも「要望」でも
お問い合わせやコメント欄に書いて頂けると非常に参考になります。
つまり
現場で作業員さんに直接指示ができない症候群とは
人と人とのコミュニケーションを取ることを放棄して
メールなどで一方的に連絡を取る人たちのこと。
でも
一方的にしかコミュニケーションを取れなければ
こんな時に困らないかな?
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