電気・機械設備業者の工程なんか無いから
夕方~夜に掛けてやれば良いじゃないか。
そのような発言を今でもたまに耳にする事がある。
そして
冒頭の発言をする人は、何かトラブルなどがあると
「電気業者が予定通りに作業をしないから」
「建築の足を引っ張っている」
という発言をしている事が多い。
更に
「だったら、打合せをしっかりすれば?」
と問いかけてみると
「いや~、電気とか機械設備って良く分からないから~」
と、良くわからない言い訳をする。
良く分からないから打合せをする意味があるのであって、
全て分かっているのであれば、彼が調整すれば良いだけである。
結局
自分が分からないと勝手に線を引いて
向きあおうとしていないだけであると私は強く感じている。
しかし
あなたには、よく考えてほしい。
電気・機械設備業者の工程をしっかり確認しないと、
最終的に苦労するのは減築業者であるということ。
具体的には
天井の中の設備配管が終わらないと、
軽天屋さんは天井の下地を組むことが出来ないし、
開口補強の墨出しをしてもらって、開口補強を行わないと、
ボードを貼ることが出来ない。
壁の場合でも、間仕切りに仕込む配管や躯体の埋設配管も
電気・設備配管が行わないと最終的に塞ぐことが出来ない。
最後には
ボード屋さんから
「何時になったら出来るの?」と
あなたが「段取りの悪い監督」のレッテルを貼られてしまう。
だから
電気・機械設備業者の工程を把握しておくことは、
自分や建築業者に取って非常にメリット。
しかし
なかなか頭で分かっていても、電気や機械設備に対しての
拒絶反応があるのか分からないが、溶け込もうとする人は、
まだまだ少ないと感じるよ。
もっと、お互いの「流れ」だけでも知ることで、
よりWin-Winの関係になれるのにな~。
非常にモッタイナイと常々感じているよ。
つまり
電気・機械設備業者の工程を確保するメリットとは、
最終的にフタをするのが建築だから自分の身を守る事になる。
電気・機械設備業者の工程が順調に進まないと、
今度は自分の工程が予定通りに進まないから。
だから
普段から、建物全体を「1つのプロジェクト」とみなして、
建築業者は「プロジェクトリーダー」になることが非常に重要。
こちらの記事でも解説しているので合わせて読んでね。
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