新しい環境や立場になると当然新しい仕事が舞い込んでくる。
周りの皆は当然のように分かっているけど、
自分だけチンプンカンプン!
先輩から
「(説明)……だから。分かったかな? 何か質問有る?」
と聞かれても、有るわけ無いよね。
9割の人は質問が出て来ないか
超簡単な質問しか出来ないと感じるよ。
なぜなら
分からない所が分からないから。
例えば
私は18歳の時に膝の半月板損傷の手術をした。
手術の際に、全身麻酔を掛けることになっていたのだが
私は全身麻酔なんて掛けられたこともないし、
事前に予備知識を勉強することも無かった。
だから
看護師さんに
「不安なこと無い?」
と聞かれた時に、いつも
「特に無い」。
と答えていたのだけど、当然である。
何が不安なのかさえも分からなかったから。
なので
看護師さんは、
「あ~不安じゃないんだ~」。
みたいな感じで対応してくれていた。
そして
手術の当日。
看護師さんの口から衝撃的な言葉が飛び出す。
「今から浣腸をしますね」
「へっ?」
「いや、全身麻酔だから浣腸して腸の中を
綺麗にしておかないと、全部出て来ますよ」
「えっ、イヤ~。聞いてないんですけど……」
「でも、昨日は特に不安なことは無いって…」
「まさか、浣腸有るなんて知らなかったので…」
「はぁ、そう言われてもね~」
といくらあがいても、
やらなくちゃいけない事はやらなくちゃいけない。
ということで、
まだ思春期で恥じらいもあった頃の私にとっては
衝撃の体験をしたのだ。
それから
手術が終わって目が覚めた時には
尿道に管が刺さっている。
「え~、マジかよ。そんなの聞いてね~」
と後悔しても時既に遅し。
その後2日間くらいは管が刺さりっぱなしで
看護師さんが交代で様子を見に来ていたよ。
あの時は恥ずかしかったな~。
と、例え話がかなり脱線してしまったけど
結局
「事前に確認しておくことの大切さ」
「相手にとっては、いつもの常識的なこと」でも
「初めての人にとっては分からないこと」。
が非常に大事。
だから
分からなくても、まずやって見ることが大事。
自分で経験して初めて分かる事が有るし、
疑問も湧かないし、思い通りにいかないことも有る。
不安な点や、疑問点が事前に出てくるのは
一度失敗したあとの2回目からだよね。
失敗や痛い目に遭って初めて
「あの時失敗したから、今回はどうなんだろう?」
「次は失敗しないぞ」
「前回揉めた所は事前に打合せをしておこう」
ということが出来るのだ。
すなわち
初めての仕事には失敗はつきもの。
自分だけの力で予見することなんてほぼ無理。
本気で取り組まずに中途半端だと、
失敗の痛さを感じないから同じ失敗を何度も繰り返す。
みんな一度は通る道だから安心して失敗しよう。
下手に失敗を怖がっていたら、
次の現場で「もっと大きな失敗」をしてしまうかも知れない。
何事も最初が肝心なので
全力で取り組んでいこうね。
つまり
始めての仕事でやり方が全くわからない場合は
とにかく、分からなくても「やってみよう」。
実際にやってみないと、「何がわからないか?」
が分からないと感じるから。
更に
せっかく、やり始めたのなら最後までやり切ろうね。
やり切る力についてはこちらを是非合わせて確認しよう。
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