前回は、鉄筋工事の施工計画書の全17項目のうち
16項目をお伝えした。最初から読みたいあなたはこちらから。
17,作業のフロー,管理の項目・水準 ・方法,品質管理体制・管理責任者,品質記録文書の書式とその管理方法等
最後の項目に毎回色々書いているけど、一番大切な内容たち
だと私は考えている。
特に
「作業のフロー,管理の項目・水準 ・方法」だけど、
どのタイミングで、どのように管理するか?
について一番分かりやすく表現できるのがこの部分。
施工計画書をチェックする側の人たちからすると、
施工の流れやチェックポイントを理解するのに、
一番視覚的に取っ付きやすいのが「作業フロー」。
逆に
「あれっ?作業フローって無いの?」
と聞かれたことが過去に何度かある位みんなが見るポイントだよ。
これは、鉄筋工事に限ったことではないけどね。
1つ1つの手順に対して、管理のポイントが示してあれば
誰が見ても分かりやすい計画書になるからね。
それぞれのポイントなどは後日個別の記事でお伝えしようね。
つまり
鉄筋工事の施工計画書に記載すべき内容は以下の17項目である。
- 工程表(材料,柱,壁,梁,階段, スラブ等の検査時期及び関連設備工事の期間)
- 施工業者名,作業の管理体制
- 鉄筋の種別,種類,製造所名及びその使用区分
- 規格品証明書(7.2.10,(a)(1)参照)の提出時期
- 荷札の照合と提出時期(ラベル,鉄筋のマーク等の確認方法)
- 鉄筋の試験(試験所,回数,試験成績書)
- 材料の保管場所及び貯蔵方法
- 材料の加工場所(現場 又は工場の別,規模及び機械設備)
- 鉄筋加工機具(切断,曲げ)
- 鉄筋の継手位置,継手長さ,定着長さ及び余長
- 異形鉄筋にフックを付ける箇所
- 鉄筋のかぶり厚さ及びスペーサーの種類
- 梁,壁,スラブ等の開口部補強,屋根スラブ,片特スラブ,壁付きスラブ,パラペット等の特殊補強の要領
- 鉄筋位置の修正方法(台直し等)
- 鉄筋組立後の乱れを防止する方法(歩み板の使用等)
- 関連工事との取合い(柱付きコンセント,スラブ配管,壁配管,貫通孔等)
- 作業のフロー,管理の項目・水準 ・方法,品質管理体制・管理責任者,品質記録文書の書式とその管理方法等
実際に
鉄筋工事の施工計画書の雛形が必要な方は
こちらの方の悩みを参考にしてね。
↓ ↓ ↓
更に
次回からは鉄筋同士の接合として代表的な「ガス圧接」
の施工計画書についてお伝えしていくので楽しみにね。
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