鉄筋工事の施工計画書の本音と裏側(7)

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前回は、鉄筋工事の施工計画書の全17項目のうち
11~12項目までをお伝えした。最初から読みたいあなたはこちらから。

 

13,梁,壁,スラブ等の開口部補強,屋根スラブ,片特スラブ,壁付きスラブ,パラペット等の特殊補強の要領

 

梁や壁やスラブには必ずと言って良いほど「設備開口」が必要である。
更に、出入り口や窓なども開口に含まれる。

「開口」部は時にはスリーブであったり、四角に箱抜きするものもあるが、
基本的に、「構造的に弱い」部分であるので「ひび割れ」が発生しやすい。

 

だから

開口部には相当の補強をする必要があるので、計画書に記載するか?
別添の納まり図を添付しておきましょう。と書いてある。

 

更に

屋根スラブ,片特スラブ,壁付きスラブ,パラペット等も
特殊部分となり他の配筋要領と変わるので記載しましょう。とも

 

しかし

「補強って、既に設計図に記載しているのでは?」

ってあなたは感じないかな?私は今回この記事を書く時になって
始めて「あれっ?」と感じたよ。(気づくの遅いけど…)

 

そこで

なぜ、わざわざ今回の項目が有るのだろう?と考えてみた。
すると3つくらいの可能性が出てきたよ。

 

1つ目は

特殊な部分をしっかりと明記することで、関係者の理解を深めるから。

 

実は

あなたが当たり前だと感じていることが、他の人の当たり前でない。
ということは世の中にいくらでも有るし、むしろその方が多いかも。

 

だから

大切な部分については、改めて資料を添付することで「再意識」
をさせることにつながっていくので、ある意味有効かな?と感じるよ。

 

 

2つ目は

既製品などを使用する場合に、使用する商品が設計仕様を満たすか?
あらかじめ計画書の段階で確認する必要があるから。

 

特に

梁貫通の開口補強筋やサッシ開口の入隅の開口補強筋などは、
さまざまなメーカーから既製品が販売されており、在来工法より
圧倒的にかかる工数は少ない。

 

だけど

既製品の補強筋は、設計図書に載っていないことも多いので
施工計画書などできちんと承認をとっておくべきでだよね。

 

 

3つ目は

施工会社独自の基準に基づいて施工を行いたい場合に、
納まりを施工計画書に記載することで採用可能か確認するため。

 

例えば

設計図書の補強要領では、社内で定めた配筋量に足らずに
品質に関するパトロールの時に不具合が発生する可能性があると、
社内の人間から指摘される事がある。

「設計図書に有るんだから普通はその通りにするよな~」

と心の底では思いながらも「スミマセン」と謝るしかない。

 

だから

もしも、社内で独自の品質基準が定められていたら、
あなた自身の立場を守るためにも、質疑や施工計画書で

「社内的にはこの納まりが良いけど、いかがですか?」

と相談を持ちかける必要はあると感じるよ。

 

今回はこのあたりでおしまいね。
また次回。

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