鉄筋工事の施工計画書の本音と裏側(9)

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前回は、鉄筋工事の施工計画書の全17項目のうち
14~15項目までをお伝えした。最初から読みたいあなたはこちらから。

 

16,関連工事との取合い(柱付きコンセント,スラブ配管,壁配管,貫通孔等)

 

鉄筋工事を行なう上で切っても切り離せないものが設備工事などの
関連工事との取合いである。

 

しかし

なかなか施工計画書に記載しろと書かれていても文字にするのは
難しい内容であると感じるので、こちらの記事からダウンロード
して確認して欲しい。

↓  ↓  ↓

 

そこで

この項の説明ではタイトルに書かれている例に従って少しばかり
私自身の考え方をお伝えしていこう。

 

まずは

「柱付きコンセント」についてだけど、柱付きコンセントの場合は
基本的には柱を増し打ちして、増打ち部分にコンセントを仕込む。

 

基本的に

柱や梁などの構造体には設備の配管やボックスを打ち込むと
断面欠損になってしまうためNGである。という考え方をもとう。

 

もしも

設計図書が柱や梁の断面欠損になってしまう納まりであれば、
あなたの意見で変更を提案することを是非オススメするよ。
電気や給排水の図面を書く人は、「構造体の断面欠損」という
概念をあまり持たずに設計する人もいるので、構造担当者と
増打ちを前提とした打ち合わせが出来ていないことも多いからね。

 

 

次に

「スラブ配管」だけど、先程柱や梁の断面欠損になる納まりは
基本的に避けたいね。という話をしたばかりだけど、
いきなり矛盾した結果になるのが、スラブからスラブへの
「渡り配管」である。

 

例えば

マンションなどの共用廊下などで天井を張らない場合は、
スラブ内に埋設配管をするのだけど、そこで梁を横断する場合は
梁のなかにスラブ配管が入ってしまうのだ。

 

そこで

あらかじめ梁のレベルが下がっていて上部の増打ち部に
スラブ配管を通すことが出来れば良いのだけど、
考慮されていない場合は、階高もぎりぎりな場合が多く
上手く処理できない場合もあるので注意が必要だね。

 

ここで

「それは設備屋さんがさ考えることで関係ない」

と考えずに、建築屋さんでも理解しておく必要があるよ。

 

 

3つ目は

「壁配管」だけど、耐震壁に配管やボックスがあると、
ひび割れや音の伝播などのクレームにつながる可能性があるので
極力設けない方が望ましいと感じるよ。

 

もしも

耐震壁に埋設配管があれば、LGSなどで2重壁にして
配管を埋め込まなくても良い方法がないか?検討してね。

 

更に

雑壁での壁配管において「スリット」を横断するか?
は、施工する電気業者とよく打ち合わせておこうね。

 

なぜなら

スリットを避けると構造体に配管する必要があるし、
スリットが動くので配管に影響を与えると考える場合もある。
納まりにもよるので一概には言えないけど、あなたの現場の
「ベストでなくてもよりベターな解答」を探してみて欲しい。

 

 

最後は

「貫通孔等」だけど、あなたが鉄筋担当者なら設備業者から
最低限「どの梁に、何Φが、何本貫通するのか?」について
しっかりと確認しておかないといけないよ。

 

なぜなら

貫通孔の補強の仕様の中で「スタラップの割増」
が必要な場合が多いから。

配筋が終わった後に「1本スリーブ増やしたい」と言われても、
補強用のスタラップを挿入できない場合もある。

 

すると

あなたの悩みの種が1つ増えるだけだからね。

 

今回はこのあたりでおしまいね。
また次回。

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