ディープウェルは地下水位が高い地域ではスタンダード?

Sponsored Links
/* */

 

ディープウェルは良く使用してきた。

 

それは

私が工事を行う地域が砂質層が多かったことも原因だろう。
だから、なんちゃってみたいなディープウェルもどきから
きちんとしたディープウェル工法まで色々やって来た。

 

まず

ディープウェル工法とは、文字通り深い井戸を設置する工法である。
現場に杭打ち機や、時にはバックホーを使用して
井戸となる有孔管を設置して埋め戻す。

埋め戻す時は、有孔管が詰まってしまわないように、
単粒の砕石をしっかり入れておこう。
もしも、砕石をケチってしまって有孔管が詰まったら、
ディープウェルそのものが機能しなくなるからね。

 

そして

井戸が完成したら、水中ポンプをかけると地下水位が下がる。

 

ここで

効率良く地下水位を下げるためには山留めが重要。
山留めの先端が遮水層であれば、山留め壁の中と外での
水の出入りは少ないはずである。

 

だから

1度水中ポンプを使って汲み上げてしまえば、
地下水位は下がるし、再び上がってきにくい。

 

しかも

きちんと遮水層まで山留めが届いていないと、
近隣の地下水位まで下げてしまう恐れがあるので
周りで井戸などを使用している家屋があれば、
注意深く観測させてもらった方が良い。

 

特に

私も経験があるけど、井戸水をつかって池に水をいれているけど、
その池に泳ぐ鯉が品評会で優勝するような1匹何百万円もするような場合もね。

もしも、鯉が死んでしまったら凄い損害になると思って
ドキドキしていた記憶があったよ。

 

だから

ディープウェルを行うときは自分の現場はもちろんだけど
周りの家屋などの地下水などにも気を配ろうね。

 

つまり

私の経験上では、ディープウェルは地下水位が高い地域では
地価公示がなければスタンダードであると考えている。
周りを止水性の有る山留めで囲ってからディープウェル設置して
水位を下げてから掘削工事に入るのがやっぱりセオリーでは無いだろうか?

 

しかし

時にはとてつもなくお金のない現場や、へんくつな所長に出くわすことも。
このような状況になれば悲劇そのものだよね。

↓  ↓  ↓

  • コメント: 0
banner11

Sponsored Links


関連記事

  1. 乗入れ構台を計画する前に検討するべきたった1つのこと

  2. 建設工事計画届の安全衛生管理計画で記載すべき内容とは?

  3. 一級建築士の試験にも出る!コンクリートの調合条件とは?

  4. 仮設機材は認定品か?整備は?適用工場とは何か?

  5. 型枠工事で壁開口の組立で事前に確認すべき3つのポイントとは?

  6. コンクリート打設でトラブルになりそうなポイントとは?(SRC編)

  7. 鉄筋の役割とは?問題点の解決法の基本的考え

  8. 地中梁配筋時における設備業者とのトラブルNo,1事例とは?

  9. 柱・梁の断面算定の考え方と鉄筋の納まりの実態との差とは?(3)

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プレゼント付無料講座開催中

kouza
仮設 syoseki

プロフィール

myImage

作者:TM


私の職業は「建築現場の現場監督」。
何だかんだで15年働いている。
その15年分のノウハウを若い現場監督さんのために、全て暴露しくよ。

なぜ、キツイ建設業界で働き続けているのか?
その秘訣がしりたいあなたは
今すぐこちらをクリック

↓ ↓ ↓

詳しいプロフィールはこちら


あっ、
ただし「社外秘」や「会社独自の技術」じゃ無いよ。
あくまで、「私個人の感じる本音」だよ。

最新記事・おすすめ記事

  1. 鉄骨工事の中で自然と行われている「環境的な配慮」とは?

    2023.04.10

  2. 鉄骨の製品検査に工事監理者さんを連れていくのは当たり前なのか?

    2023.04.03

  3. 鉄骨工事の工事現場施工要領書に関するチェックのポイントとは?(…

    2023.03.27

  4. 鉄骨工事の工事現場施工要領書に関するチェックのポイントとは?(…

    2023.03.20

  5. 鉄骨工事の工事現場施工要領書に関するチェックのポイントとは?(…

    2023.03.13

  1. 一級建築士の資格勉強を始める時期はいつからか?という悩み

    2020.08.07

  2. 在宅勤務になり建築現場に配属されない時の学習方法は?という悩み

    2020.04.20

  3. 最上階の梁の定着は一般解の梁と何が違うのか?

    2019.02.15

  4. TMです。新年明けましておめでとうございます。【悩める建設マンへ】

    2019.01.01

  5. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manager(2)

    2017.10.09

人気記事ランキング

月間週間デイリー

ブログランキング

にほんブログ村 住まいブログ 現場監督へ