今回は、いつもと少し趣向を変えて建築現場でよく使用される揚重機を
簡単にまとめてみたよ。
自分が計画する時にどの揚重機を使えばよいのか?
会社に入ったばかりで、揚重機の特徴が良く分からない。
という悩みがある人向けの記事だよ。
種 類 | 特 徴 |
ラフテレーンクレーン・トラッククレーン | 数時間や1日単位で手配ができる1番一般的な揚重機である。
クレーンを常駐したほうが良い1ヶ月に半分以上使用するような場合以外の現場では、1番コストメリットがある。 ただし、下記にでてくる常駐型のクレーンの方がメリットがあると感じたのであれば、常駐型のクレーンを選択したほうが良い。 |
タワークレーン | 高層の建物によく使用されている。ラフテレーンクレーンなどでは届かないような高さの建物の場合はタワークレーンを使用するほか無い。
また、タワークレーンはクライミングと言って、建物の高さに応じてクレーンの高さを帰ることが可能である。 タワークレーンの計画においては、タワークレーンは平面方向に移動しないので、建物が横に広い形状の場合は設置するメリットは少ない。 タワークレーンは、能力の小さなものは運転席がなくリモコンで操作できるタイプと、能力が増すに連れて運転席が設置され、専用のオペレーターを置くことが多いので、オペレーターを設置する場合は費用をしっかり予算の中に含めておくことが大切である。 |
水平ジブクレーン | タワークレーンに比べて、ジブの起伏が無いパターンのクレーンである。
比較的建物の高さが抑えられていて、平面形状が広い建物に適している。下記のクローラークレーンとコスト及び、作業半径を検討してメリットが有れば採用する価値は十分にある。 更に、ジブクレーンの種類では、足元にレールを取付けて水平移動できるタイプもあるので、条件に合えば検討してみるのも面白いと感じるよ。 |
クローラークレーン | キャタピラが付いているので、鉄板上を自由に移動して資材を吊り上げる事が出来るのが最大のメリットである。
適しているのは、建物の平面形状が広い物件でクレーンを移動することにより、作業をまかなうことが出来るような建物が適している。更に、ラフテレーンクレーンよりも一般的に作業半径も広く、吊り荷重も大きいので、
と言った場面では使用されることが多い。オペレーターが必ず付いているので、工区が複数ある中を兼用してまかなう様なシチュエーションの場合は非常に効果を発揮する。 |
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