前回は、13個のうち4つ目までをお伝えしたよ。
今回はその続きから進めるね。
また、最初から読みたいあなたはこちらから。
では、早速始めよう。
5,共通データ仕様からの展開
5つ目は
業界の統一システムにより、他の書類作成などが簡潔になることが期待される。
登録者を選択することで、作業員名簿データの作成などが出来れば良い。
社会保険などの加入状況も登録することにより、グリーンサイトなどの
既存のデータをキャリアアップシステムの登録データを互換性のあるデータで
受け渡しができれば非常に良いと感じるよ。
更に
現在はシステムのデータの互換性上、元請けで使用しているシステムに
各協力会社が加入することが現状で、元請けが違うシステムに加入していれば
対応出来ないという会社もきっとあるはず。
そこで
CADデータで言えば「DXFファイル」のように互換性のための
「中間データ」となるべき仕様があれば、システム開発に参入しよう
という会社も出てくるはずで、より良いサービスを受けることが
出来る可能性も高くなるよね。
そのためには、建設キャリアアップシステムのデータの仕様を
各社で互換性目的で入出力が出来て、かつそれぞれのシステムから
建設キャリアアップシステムのデータにアクセスして編集出来れば良いね。
6,中小・零細企業の勤怠管理
6つ目は
小さな規模の会社の勤怠管理などが楽になれば良い。
先日ある飲食店の店員さんと店長さんと話をしていたのだが、
知っている人は当たり前なんだけどタイムカードのシステムは
勤怠時間によって給料も自動計算されるらしい。
だから、タイムカードの押し忘れがあると計算機を自らたたいて
その日の給料を計算しなくてはいけなくなり面倒くさい。
という話をしていた。
「ジー、ガチャン」
と紙のカードに印字だけされていた時代しか知らない私は
軽いカルチャーショックを受けた事を覚えている。
そこで
もしも会社の勤怠管理や給料などの計算を行うシステムと
建設キャリアアップシステムの勤務データが連携するシステムであれば
各現場から流れてくる作業員さんたちの勤務データを自動的に計算できれば、
特に零細企業と呼ばれる従業員が少ない小さな会社にとっては
負担が減ることにはならないだろうか?
これは
建設キャリアアップシステムのデータ仕様や取得の方法が
公開されれば実現出来るのではないか?と感じる。
標準仕様がオープンなシステムは派生して良いシステムが出来る
可能性が非常に高いので期待していきたい所である。
では、長くなりそうなので続きはまた次回。
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