現場で最初に構造図を見た時に場所打ちコンクリート杭だと
「うわぁ、面倒くさいな~」
と私は感じてしまうけどあなたはどうかな?
ちなみに
私が場所打ちコンクリート杭が既製コンクリート杭や鋼管杭
に比べて面倒くさいと感じる理由はこちら。
- 鉄筋かごの配筋検査および写真撮影がある。
- コンクリートの打設に伴いプラントの段取りなどがある。
- コンクリートの強度試験結果などを元請けとして管理する必要がある。
など、既製杭であれば杭工事の現場代理人などで管理してもらえる
項目以外にも元請けで管理すべき項目が増えるからである。
そして
現場管理だけでなく、事務所でも品質管理の書類の作成も
既製コンクリート杭などより多くなるから。
書類の量だけを見ていると、躯体工事がもう一度有るくらい
明らかに品質書類の量が既製杭と比べて違うから。
では
既製コンクリート杭などの場合はどうか?と言うと
「量が多くても専門業者の方でほとんど作成するので実害がない」
というのが本音の部分では無いかと感じるよ。
ただ
あなたが現場の経験の少ないのであれば、杭工事を利用して
躯体工事の品質管理の予行練習が行えるかも。
当然、杭の現場での施工管理や品質書類もしっかりとする
必要はあると感じるけど、配筋写真の撮り方やコンクリートの
強度試験の管理、書類のまとめ方などは、現場がバタバタと
あまりしていない最初の杭工事の内に、先輩に確認してもらう
ことでいくらでも修正が効くのは良い所であると感じるよ。
もしも
あなたが場所打ちコンクリート杭の現場を担当することになったら
私の様に「面倒くさい」ではなくて「チャンスだ」と感じて頂けると
私としては救われる気になりますね(笑)。
つまり
私が場所打ちコンクリート杭で私が大変だと感じる事とは、
鉄筋やコンクリートの管理を躯体工事に先立って行う必要が
あるということ。
だから
杭工事後の品質管理の書類の量は既製コンクリート杭や
鋼管杭などより多いと感じるし、現場監督として管理すべき
項目も多いから大変であると私は感じているよ。
ただ
物事をプラスに考えると躯体工事の前に練習できるので
実際に鉄筋工事やコンクリート工事を迎える時は「初めて」
ではなくなるのがメリットかもね。
ちなみに
初めての工事に付いてはこちらを合わせて読んでみてね。
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