建築現場の土工事で床付け検査を行う時に確認すべき項目とは?

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床付け検査って何をするのですか?

確かに、民間工事で工事監理者が厳しくなくて
杭基礎の場合は床付け検査なんて行わない場合も多い。

そこで

建築工事監理指針を確認してみると

P.149

(カ)根切り底の検査

根切り底は、レベルチェック及び地盤状態の検査をした後に、捨コンクリートや基礎スラブの施工にかからなければならない。レベルチェックは、レベルを用いたり、遣方に水糸を張りスケールを用いるなどして行う。測定部分の大きさにもよるが、つぼ掘りは周囲4点 と中央 1点、布掘りは2~ 3mご とに1点、総掘りは4mごとに1点程度を目安として実施することが望ましい。地盤の状態 (根切り底の乱れ及び地層の種類・強さ等)に 関する検査は、通常、床付け地盤が設計図書、地盤調査報告書に示された地層、地盤に合致していることを、土質試料等を参考に目視によって確認するが、その確認が難しい場合には「標仕」1.1.8
に基づく協議を行い、土質試験や原位置試験等の適切な試験によって確認することが必要である。
参考として、地盤の状態の簡易判別法を示す (表 3.2.1参照)。

表3.2.1 地盤の状態の簡易判別法 (JASS 3(一部修正)よ り)
硬さ N値 簡易判別法
砂質土 中位のもの 10~ 20 シャベルで力を入れて掘れる。
ゆるいもの 5~ 10 シャベルで容易に掘れる。
非常にゆるいもの 5> 鉄筋棒等が容易に貫入する。
粘性土 硬いもの 8~15 シャベルで強く踏んでようやく掘れる。
中位のもの 4~ 8 シャベルで力を入れて掘れる。
軟らかいもの 2~ 4 シャベルで容易に掘れる。
非常に軟らかいもの 0~ 2 鉄筋棒等が容易に貫入する。
ローム やや硬いもの 3~ 5
軟らかいもの 3>

引用:建築工事監理指針(令和7年版上巻)

 

なんだ、ちゃんと書いてあるじゃないか。
しかも、検査を行うピッチまで丁寧に…。

 

これで

この記事に興味のわいたあなたの悩みも解決すると感じるけど、
そもそも何で床付け検査なんて行うのだろう?

 

1つ目の理由は

単純に床付けレベルの間違いをチェックするため。
床付けレベルを間違えてしまうと建物全体の高さを
間違えてしまうことにも直結するからね。

「床付けレベルなんて普通間違わないでしょ」

と感じたあなたは要注意。世の中にはあり得ない失敗は
至るところに転がっているからね。

 

もう1つの理由は

そもそも床付け面と言うのは、適当に深く掘ってから
あとで体裁よくパラパラっと土をならしておけば良い。と言う物ではない。

例え杭基礎の建物であっても、建物の基礎と床付け面との間には
かなりの重量が掛かっているはず。

 

だから

適当に埋め戻されて出来たら床付け面であれば、
直ぐに沈下をしてしまう可能性があるよね。
沈下の具合によっては、建物にクラックが入ったり、
建物自体が不同沈下をしてしまう可能性がある。

 

しかし

現場で実際に作業を行っている人々は、そこまで深く考えずに
作業をしている場合が多いのである。

 

そこで

しっかりと床付け面を荒らさないように管理するのは
他でもないあなたの仕事だからね。

 

つまり

床付け検査で確認すべき内容は

  • 床付けレベルの確認
  • 床付け面の地盤の状態の確認

である。

 

もしも

やり方が分からなければ知っているだろう誰かに
質問するのが最速で効果的だよ。

 

でも

あなたが質問する前にしっかりとやっておいて欲しい事が
有るので、こちらの記事も合わせて読んでね。

↓  ↓  ↓

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