鉄筋材料を所定の製造元から出荷されたものであることを
証明するにはメタルタグとミルシートが重要である。
なぜなら
鉄筋材料メーカーからロール材として出荷された材料には、
必ず1束ごとにメタルタグと呼ばれる鋼板がついているから。
そして、ミルシートと照合することで正規に出荷された材料だと
確認が出来るようになっているから。
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(2) 鉄筋には、1こん包ごとに荷札が付けてあり,種別の記号,径又は呼び名,溶鋼番(7,2,9(1)(ア)(b)参照),製造業者名等が表示される。
(3) 規格品証明書については. 7.2.9(1)(ア)(b)を参照する。
と「建築工事監理指針(令和元年版上巻) [ 国土交通省大臣官房官庁営繕部 ]」に書いてある通り
メタルタグには鉄筋径、種別、本数などが記載されている。
実際に
鉄筋の受け入れ検査の場合に、鉄筋自体のロールマークや径を
確認すると共に、本数を確認することもある。
個人的には、気の遠くなるような本数があるので、
出来るだけ少ないロットの本数を数えて確認してほしい。
と感じているのが本音だけどね。
そして
鉄筋の受け入れ検査を行ったときにメタルタグを見て、
種別が間違って納入されていた事に気付いた事もあるので
しっかりと確認しておいた方が良い。
更に
メタルタグについては、中間検査や完成検査時には
「資料」として提示する場合があるので、必ず回収しよう。
そして
検査に備えて、ミルシートの記載順に並べてカラーコピーを
取っておけば非常に分かりやすいから大変だけどオススメ。
綺麗にまとめてあれば最初の数枚を確認したら後はスルー
という事が多いので努力する価値はあると感じるよ。
つまり
メーカーからロール材として出荷される材料には1束ごとに
メタルタグと呼ばれる鋼板が取付けられている。
このメタルタグは、工事中に回収しておくことが必要なので
忘れないように鉄筋の加工業者へ指示しておこうね。
更に
メタルタグはミルシートを参照して、順番通りに並べて、
コピーを取っておけば検査時にチェックされる時間が
短縮されるからオススメだよ。
そして
こちらにも簡単に解説しているので合わせて読んでね。
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