材料搬入出用の足場に設置する荷取りステージって
考え方として2通りの考え方がある。
引用元:ハンガーステージ - 大都産業㈱
では
現場を運営していく上で、
どちらのステージの方が効率的か?
という問題がある。
まず
盛替えの回数を検討してみよう。
例えば
マンションなどで、毎フロアー材料の搬出に使用する様な、
ステージの場合は、張り出し式の方が良い。
なぜなら
地上から組んでしまうと、かなりの材料になってしまうので
解体するときの手間が掛かるということが1点。
階数の多い建物であれば、ロングスパンエレベーターなどの
設備を別で設けている場合が多いので、搬出する材料の
用途が限られているため、足場3スパン分くらいのスペースが
あれば十分であると感じるから。
逆に
地上からステージを建てたほうが良い場合は、
2~3階建てでロングスパンエレベーターなどを設置せずに、
ステージを使って全ての材料の搬入出を計画する場合。
なぜなら
LGSや石膏ボードなど、多種多様な形状の材料の搬入に
耐えるためには、張り出し式では限界があるから。
更に
材料の梱包を2セット置けるように計画することで、
1セットを仮置きして、建物内に取り込んでいる間に
もう1セットの揚重が出来るからスムーズな搬入が出来る。
だから
ステージを計画する上で、敷地内のどこに計画するべきか?
そして、荷揚げしたい材料の形状と重量をよく検討する必要が
あると私は感じるよ。
結局
計画の良し悪しで現場の効率はかなり違ってくる。
特に、ステージなどの材料の搬入出の計画がマズいと、
1日に搬入したい材料をさばくことが出来ずに
最悪の場合は工程にも影響が出てくるよ。
仮設計画は、現場の職員の知恵の出しどころなので
めいいっぱい検討をして、スムーズな現場運営を目指してね。
つまり
材料搬入出用の荷取りステージは張り出しか?地上から組むか?
どちらが良いのかについては、
仮設のエレベーターを設置するくらいの階数で、
毎フロアー上階への盛替えが発生するような建物の場合は、
「張り出し式」のステージの方が良い。
逆に、低層の建物でステージがメインの搬入となる場合は、
「地上からの組み立て式」のステージの方が良い。
そこで
大切なのは、搬入したい材料の大きさと重要を
しっかりと確認した上で形状を決めるということ。
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