枠組足場の組み立て時に建枠を抱かせると生じる隙間とは?

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枠組足場の計画をさせた時に、初めて計画を行うと
下記のような図面を書いてくる人が以外に多い。

 

ashibadaki1

 

それは

新入社員であれば問題ないが入社して2~3年経ち、
毎日足場を登り降りしている職員でさえも
同じように書いてきているのである。

 

確かに

先程の図の様に、枠組足場を組むことが出来ない訳ではない。
実際に、細工をして先程の図のとおりに組み立てると
メッシュシートに余計な隙間が生じないので、
現場の外部から工事中の足場を見ると非常に綺麗だから。

 

しかし

先程の図を計画した9割以上の職員には、そこまでのこだわりが無い。
ただ単に、書いてしまっていることがほとんど。

 

なぜなら

「この折れ曲がっている所って、どのように組み立てるの?」

と聞くと、ほとんどの人がが無言になってしまうから。
それは、現場で実際に組まれている足場を興味を持って
見ていないからだろうと私は感じている。

 

実際に

コーナーで建枠を抱かす(クランプで連結する)と
下記の図面のようになるのだ。

ashibadaki2

 

つまり

建枠と建枠の間に、芯々で70mmの隙間が出来る。
この70mmが結構くせ者で、躯体と足場の距離を決めるので、

建枠をどちらの方向に抱かすのか?

という事を試行錯誤しながら、足場の平面図を書いていた。

 

だから

もしも、あなたが今まで仮設足場の計画をしたことが無くて
枠組足場自体にもあまり馴染みが無いのであれば、
いざ、枠組足場の計画をする前になったら

「あっ、あのブログに色々書いていたな~」

と感じてくれるように成れるように
今後も充実させて行こうと考えています。

 

つまり

建枠をクランプで抱かせると建枠の芯々で
70mmの隙間が生じる。

当然、敢えてその隙間を作らないように
足場を組むことも出来るけど、その70mmの隙間を
知らずに図面を書いたからその通り組んで。
というのでは少しレベルが低すぎる。

 

結局

いかに実際に出来たものを自分の目で確認しているか?
ということは非常に重要なことだと私は感じるよ。

 

では

あなたは毎日、「明日作業が出来る状態か?」
ということを確認しているかな?

もしも、ドキッとしたのならこちらの記事がオススメだよ。

↓  ↓  ↓

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