杭のかご筋を組み立てる時に鉄筋組立ですぐに溶接したがるか?

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私が会社に入って数年間は、たまたま敷地が広い現場が
多かったので、現場で鉄筋かごを組み立てていた。

 

そこで

杭屋さんの鉄筋組立部隊がいつも溶接しながら組み立てて
いたのを記憶している。

現場の事が分からないなりに「かご筋は溶接するもの」
というイメージがあった。

 

しかし

現場で経験と知識がついていくことであることを学んだ。
それは、「鉄筋をアーク溶接すると断面欠損する」ことである。

更に、溶接の機械次第で断面欠損を起こさないものもある。
という事も学んだ。

 

だけど

当時の溶接機がどのような機械だったのか?については
全く覚えていないし今さらどうにもならない。
当時は、そういう時代だったのだろう。

 

ちなみに

建築工事監理指針(平成28年版上巻) [ 国土交通省 ]」に書いてある内容を読むと、
かご筋の組立時の溶接について言及している。

 

(h)鉄筋の加工及び組立

(1)鉄筋は,かご形に組み立てる。

主筋と帯筋を溶接している例が見られるが,点付け溶接は注意しても主筋が断面欠損をするおそれがあるので「標仕」4.5.3(a)では,主筋への点付け溶接は行わないこととしている。また,帯筋の重ねは特記が原則であるが,10d以上の片面熔接(両面の場合は5d)とすることが望ましい。補強リングは,主筋に断面欠損を起こさないように十分注意し賢固に溶接する。また,補強リングは, 鉄筋かごの径により主筋の内,外周のいずれに取り付けてもよい。

(4)鉄筋かごの継手は,「標仕」表5.3.2により,鉄線(通常10#以上)で.ずり落ちないように結束する。安易に溶接を用いるとアンダーカットや急冷により材質に悪影響を与えるので注意する。
なお,鉄筋かごの建込みは,かごを変形させないように静かに行い,自由落下させてはならない。

 

というように、点付け溶接を行ってはいけない。
と書いてあるのだ。

 

では

何故、杭屋さんは溶接したがっていたのだろう?

原因は、かご筋に対する強度が欲しかったのだろう。
強度といっても、かご筋の構造的な強度があがる訳でなく、
加工場から現場までの運搬時や、かご筋の吊り込み時には
なかなかの衝撃がかかると予想される。

 

そこで

中途半端な組み立て方をしていれば「崩壊」する恐れが
あるから、荷崩れ防止のために一番適したのが溶接だった
のではないだろうか?

 

だけど

品質的にダメなものはダメなので、事前に工事監理者さんと
打ち合わせをしてから施工しようね。

 

つまり

杭のかご筋を組み立てる時に鉄筋組立と溶接で確認すべきこと
とは、「溶接」の有無と、どのような設備で溶接を行うか?である。
普通に、アーク溶接で溶接をしてしまうと、断面欠損を起こして
所定の品質を得られないことがあるので注意しよう。

 

そして

専用の金具などを用いて溶接しない組み立て方を検討しよう。

 

更に

現場で勝手に溶接を許可してしまって、工事監理者の立会時期に
なってから、問題になるケースというのも考えられるので、あらかじめ
施工計画書などで承認を頂いていこうね。

 

ちなみに

施工計画書についてはこちらを参考に。

↓  ↓  ↓

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