現場での事故。
それは、突然何の前触れも無く訪れる。
「監督さん。〇〇さんが現場で事故をしました。」
と報告を受けた時に、あなたは果たして的確に指示を
出すことが出来るだろうか?
まず
一番大切なのは、
「被災者の怪我の状態を確認して救護すること」
怪我の状態を確認しないと、その後の対応が「天と地」と
位に変わってしまうから。
だから
「どんな怪我なのか?」
「意識はあるのか?」
「救急車を呼ぶほどの怪我なのか?」
「2次災害の可能性はないか?」
と確認することが非常に大切。
そして、出来ることなら「自分の目で確認」することが
出来たらベストだよ。
百聞は一見にしかず。
まずは、「被災者の救護」からの状態の確認。
次に
被災者の怪我の程度が、目安として4日以上の休業に
なりそうなら「現場を保全」することが大切。
もしも、休業3日以内の怪我なら四半期に1回
労働基準監督署へ報告をすれば良いけど、
4日以上なら、遅滞なく報告をする義務もある。
その時に、警察や労働基準監督署の立入り調査が
あるかもしれない。
その時に、事故が起こった状態とは違う状態であるなら
あなたは「証拠隠滅罪」になってしまうよ。
だから
「こりゃ~、大事だ。」
と感じた瞬間に、現場の作業をストップする勇気が必要。
事の大きさによっては、全ての作業をストップしてもよい。
それから、再発防止対策会を開いてから、作業は再開。
でも、
現場をそのままにしておくことで、2次災害が発生する
恐れのある場合は、2次災害が発生しない状態までに
することが大事。
しかし
現場を安全な状態に戻す前の、証拠となる写真は
メチャメチャ撮っておくこと。この写真撮影を忘れると
「証拠隠滅罪」になるからね。
最後に
関係者への連絡。まずは所長などの責任者を通じて、
社内に連絡して指示を仰ぐべき。
なぜなら、発注者側へ報告すべき事故内容なのか?
大したことない怪我で報告の必要のないものなのか?
あなた1人や、現場内で判断してしまうと、
後で非常に問題になりやすいから。
だから
社内に報告をして、どこまで報告すべきか判断を仰ごう。
それから、迅速に各関係機関への連絡を行うべき。
そして
大切なのは、分からないことを推測で答えないこと。
最初と言っていることが違う。となると情報の信頼性が
無くなってしまうので、
「確実な事実」のみ伝えるように心がけようね。
それから
報告書や、文書の保全などの業務に進めば良い。
パニックになっている時は、何から手を付けて良いか
分からなくなることが多いと感じるけど、
先程の3つのことを優先的に行えば、間違いは少なくなると感じるよ。
なぜなら
私も今まで、いろんな立場でたくさん経験してきたから。
つまり
現場で事故が発生した時に、まず行動すべき3つの事とは
- 被災者の救護と怪我の状況の把握
- 現場の保全
- 関係者への連絡
その中でも、一番大事なのが「被災者の救護」。
やっぱり、何と言っても人の命に関わることが
何よりも優先だよ。
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