2018年7月26日に東京の多摩で大規模な火災が発生しました。
死者5名、重傷40名以上という建築現場の事故としては非常に多くの方が
被災をされている痛ましい事故となっております。
この事故でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
また、お怪我をされた方の1日も早い回復をお祈り申し上げます。
今回の火災の詳細については、上記画像を引用させて頂いた下記サイトを
参照してみて下さい。動画を確認すると火災の凄まじさが伝わってきます。
さて
今回の記事は、この火災事故を批判するつもりは毛頭ありません。
逆に、この火災と同等の事故は私を始め、あなたの現場でも起こる可能性は
あるから敢えて記事にしようを考えたのです。
実際に
火災や怪我などの事故は、現場で作業をしていれば発生確率を0%にすることは
不可能であると私は考えています。現場をしていればどんなに気をつけていても
事故につながる可能性は決して0ではないからです。
そこで
今回はあなたに現場でして欲しい事をお伝えしていきます。
だけど、これをしたからと言って火災が起こる可能性が0になるわけではありません。
例えば
何もしていない状況で火災事故の起きる確率が50%だったとして、
最初のステップを意識すれば-10%、
次のステップを意識すれば-20%、
最後のステップを意識すれば-15%
最終的に5%くらいに減るのかなというイメージです。
更に
別に技術的な事を今回書くつもりはありません。
だから誰にも出来るとタイトルを付けています。
まず
あなた自身が火災を防ぐための知識をつけることです。
「何だ当たり前の事じゃないか?」
とあなたは感じたかも知れませんね。確かに当たり前の事を言っています。
だけど、あなたが感じている以上に知らない人が多いのです。
例えば
あなたの現場を例にとって想像してみて下さい。
- 溶接作業を行う場面ってどんな時か把握していますか?建築だけでなく設備工事も含めて下さい。
- ガスで溶断すべき物を把握していますか?また、その場合の下階の状況をイメージできていますか?
- 現場の吹付け発泡ウレタンにおいて1番火災が起きやすいタイミングを知っていますか?
- 塗料缶の中で、揮発性のある可燃性物質って把握していますか?
「改めて聞かれるとちょっと…」
とあなたは思いませんでしたか?そのくらい当たり前だと感じていても
案外理解していないことがあるということです。
更に
「あなた自身」がという所がポイントなのです。一番最初に知識をつけるのは
他でもない「あなた自身」であるべきなのです。
あなた自身が理解することで、実際の現場確認であったり、作業員さんへの指導など
次のステップにつながっていくからです。
続きは次回にしますので、その間に
「あなたの現場の火災の危険って何があるのか?」
について考えてみてはいかがでしょうか?
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