前回の続きから早速始めるよ。
3つ目は
メッシュシートを絞った場合は、当然だけど風が吹き抜けるので
足場上にある材料を原則なくすのが鉄則。
ハッキリ言って、「飛んでいかないだろう」と、過信していると
確実に台風が通りすぎた後には、吹き飛んでしまって、
現地に残っていないと考えておくべき。
更に
足場上の物というのは、安全看板なども含まれるので、
風の抵抗を受けないように丸めておくか?撤去するか?
どちらかをしておくべきである。
4つ目は
メッシュシートを剥いだ部分の布板を番線で結束しておくこと。
「スキマステップ」の様な片方にしか布板の爪のない部品は、
直感的に飛んでいきそうなのは分かる。
だけど
「普通の布板は4箇所に爪が掛かっているんだから良いんじゃない?」
とあなたは感じるかもしれないが、
メッシュシートが無い状態で下から吹き上げるような強風になると、
ガタガタと布板の爪がガタついて、何かの調子に外れて飛んで行く。
ということが実際に発生しているのである。
しかし、実際にどこまで行なうかは、台風の威力や経路から、
どの位の風速が予想されるか?を踏まえて上司と相談してから決めてね。
5つ目は
全ての安全看板や垂れ幕、安全旗などを養生すること。
これは、足場上だけでなく地上に設置してあるものも全て取り外すか、
クルクルっと丸めて縛っておくとか飛散しないようにすること。
あなたの今までの経験で分かるとは感じるけど、
台風の時には、足場上の高いところだけではなくて、
地上も十分強い風が吹くよね。
しかも
看板類や垂れ幕に負荷がかかると、紐やハトメがちぎれるので、
あなたの会社名が刻まれた看板類が、台風が過ぎ去った後に、
現場からかなり離れた道路上へ落ちていたら恥ずかしいよね。
だから
そのままにしておいても大きな被害には成らないかもしれないが、
しっかりと安全看板類は取り外しておこうね。
ここらへんで今回は終わり。
続きはまた明日。
この記事へのコメントはありません。