警察と労働基準監督署はどちらも
現場で重大な労災事故が起きた場合には
関係書類を押収する権利がある。
しかし
もし、2つの機関が「同じ書類」を求めだ場合は
どちらに優先権が有るのだろうか?
と言う疑問をあなたは感じないだろうか?
ぶっちゃけ
「警察」と「労働基準監督署」ってどっちが偉いの?
と言う疑問にお答えしよう。
まず
公務員って色んな種類があるのは知っているだろうか?
公務員の種類の中でも大きな違いと言えば、
「国家公務員」と「地方公務員」である。
「国家公務員」と言えば、「官僚」とか「頭がいい」
というイメージがどうしても先行してしまう。
そして
国家と地方だと、どちらが偉いかって
聞かれたら、あなたは「国家」と答えるだろう。
実際
国家公務員の方が、地方公務員より強い。
冒頭の疑問においても、書類の優先権が有るのは
「国家公務員」の方だからね。
では
「警察」と「労働基準監督署」はどっちが
国家公務員なのだろう?
実は、私は一瞬「ん?」と迷ってしまった。
なぜなら、どちらも全国的に展開している機関で
どこの都道府県に行っても必ず存在するから。
ちなみに
答えは「労働基準監督署」である。
労働基準監督署の職員は、厚生労働省の職員だから。
そして
「警察」は地方公務員なのだ。
そう言えば、東京は「警視庁」だけど、
その他の県は「〇〇県警」と名乗っている。
つまり、自ら「〇〇県」の警察ですよ。
とアピールしているのだ。
冷静に考えると良く分かる。
だから
警察の手にある書類は、労働基準監督署の人が
欲しいといえば手に入るのである。
「おまえら、地方公務員なんだから資料は
国家公務員である私達にサッサと渡せよ」
と心の中で思っているかどうかは
私の知る由ではない。
つまり
警察と労働基準監督署とでは、
地方公務員と国家公務員の差が歴然と出る。
結果は
「労働基準監督署」の方が偉い。
理由は
最終的に必要な書類は、警察の手元にあっても、
労働基準監督署の手に渡るからである。
あっ
でも、警察も労働基準監督署も「現場検証」は
両方の立場で行う事になる。
「現場検証」をしてもらう為には現場を止めることが効果的。
だけど
1度止めた現場は、誰が再開のOKを出すのか?
その秘密はこちらから。
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