「えーっ!それって日本全国同じだと思ってました~!」
と日本全国でその地域特有の風習や食生活などを紹介している
日本テレビ系列の「秘密のケンミンSHOW 極」を見ていると
インタビューされている人達が言っているのをよく目にします。
きっと
人間というものは、子供の頃から自分の中で「当たり前」として
認識されている事象については、思想的に「みんなにとっても当たり前」
として認識されるように出来ているのでしょう。
実際に
私自身も地方にいくたびに、やり方や使用する材料などが違うので、
「へ~っ、この地域ではこの材料を使うんだ~」
と感じることは少なくありません。その中で、一番地域差を感じるのが
「型枠を締め固める金物」です。
例えば
広島では端太材に丸鋼管を使用していますが、岡山・山口などの
他の中国地方では角鋼管を使用していたり、
松山の時はその会社だけかも知れませんがアルミ製の角鋼管でした。
また、端太とホームタイを固定する金物も西日本ではハンマー打ちで
固定するタイプを使用している傾向が高いのに対して、関東ではネジ式で
型枠大工さんがラジェットで締めつける傾向が高いなどの特徴があります。
別に
私はどの地方のやり方が良いとか悪いとか言っている訳ではありません。
なぜなら
その地方地方の考え方やどこのゼネコンから材料一式もらって
型枠大工を独立したからこの材料を使っているなどの成立ちが
それぞれあるからです。
そこで
今回あえて記事にしたのは、あなたがもしも、
色々な地方て活躍されている会社に所属していれば地域差があるという
事をあらかじめ意識しておいて欲しいし、
その地域のみで活躍されている会社に所属していれば、
「実は他にもやり方が有るんだよ」
と視点を少し広く持って頂きたいからですからね。
最後に
「建築工事監理指針(令和元年版上巻) [ 国土交通省大臣官房官庁営繕部 ]」
の該当部分を確認して下さい。
P.432
(6) ボルト式型枠緊張材には各種あるが、図 6.8.8 にその代表的なものを挙げる。
図 6.8.8 各種締付け金物の組立例
つまり
型枠工事における締付金物については、実は地域によって
使用しているものが違うのです。
あなたが毎日当たり前の様に接している「常識」は、
実はほかの地方においては「非常識」な事かも知れません。
更に
私の知らない他の材料を使用している地域もあるかも
知れませんので、その場合は「レア?な材料」でも
対応できる方が良いですよね。
そこで
私の作成している仮設構造計算システムは、「独自の材料」
についても、あなた自身で登録できるようになっているので
全国どこでも対応可能ですよ。
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