せっかく掘削した孔壁が崩壊していたら元も子もない!
あなたはアースドリル工法の現場管理を行っている時、
もしくはこれから行なうに当たって不安はないかな?
「杭屋さんが上手に管理していくれてるから大丈夫」
なんて専門業者任せにしていてはイケないと私は感じるよ。
現場監督で大切なのは、普段の管理は専門業者さんが行っていても
「どういう原理で管理しているのか?」を知っておくことだからね。
そこで
今回は、アースドリル工法の場合の孔壁の管理についてお伝えしていこう。
まずは
杭穴の崩壊を防ぐために、ベントナイト溶液など「安定液」と呼ばれる
液体を掘削途中の杭穴へ浸すことにより杭穴の崩壊を防ぐのだ。
具体的には
ベントナイト溶液に代表される「安定液」は、普通の水よりも比重が高い。
崩壊させたくない部分(杭穴)に比重の高い液体をいっぱいに満たすことで
周りの地下水などの侵入を抑え、更に孔壁の崩壊も防ぐのである。
次に
掘削した孔壁が崩壊していないか?を調べるために
「孔壁測定」と呼ばれる検査を行っている。
孔壁測定は、私が入社して間もない頃は1現場に1回
という現場の方が多かったが、今ではほとんどの現場では、
全数測定になっているだろう。
ちなみに
孔壁測定は、掘削した孔壁の中に超音波のでる装置を
掘削底まで下ろして、それぞれの深度における掘削した
壁までの距離を測定するので、結果を見れば拡底の状況とか
本当に面白いように分かるかよ。
「本当に拡底出来ているんだな~」
と、始めてみた時に、半信半疑が解消された気がしたのを
今でも覚えているよ。
つまり
アースドリル工法の掘削孔壁は崩壊していないのか?を確認する方法とは?
「孔壁測定」と呼ばれる超音波を使用した測定方法で確認する。
更に
孔壁を崩壊させずに掘削を行なうためにはベントナイト溶液に代表される
水よりも比重の高い「安定液」と呼ばれる液体を掘削孔の中に充填させる
事により安定的に掘削を行なうように出来るのだ。
あっ
「安定」と言えば、あなたに降りかかる仕事を安定的にこなすコツを
こちらの記事に書いているので良かったら合わせて読んでね。
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