配筋検査の時期と内容について伝えておくべきこととは?(1)

Sponsored Links
/* */

 

配筋検査をあなたは何気なく毎回行っていないかな?

工事監理者さんの配筋検査はコンクリート打設前に
行なうのが当たり前と考えているあなたは要注意だよ。

 

そこで

今回は配筋検査の時期と内容についてお伝えしくので、
事前に「建築工事監理指針(令和元年版上巻) [ 国土交通省大臣官房官庁営繕部 ]」を確認しておこう。

 

P.287

(1)一般事項

(ア) 材料の種類,鉄筋の加工・組立及びかぶり厚さの精度は,鉄筋コンクリートの構造性能及び耐久性に著しく影響する。このため,「標仕」5.1.3 では主要な構造部の配筋はコンクリート打ちに先立ち監督職員が検査を行うこととしている。

(イ) 鉄筋が完全に組み立てられたあとでは, 修正が困難な場合があるので,工程の進捗に対応した適切な時期に検査を行う必要がある。

(ウ) 配筋検査終了後に埋込み配管が設けられる場合があるので,コンクリート打ちに先立ち,必要に応じて,再度検査を行う。

(エ) 施工段階で設計変更となった部分や、設計図書に詳細の記載がない部分を工事打合わせ書等の書面で変更や追記を行う場合があるが、当該部分の施工が施工図及び実際の配筋に誤りなく反映できているかを、施工前の施工図の承認段階で適切な時期に確認を行い、配筋検査の段階でも注意して確認する必要がある。

 

(2) 検査内容

(ア) 組立時の確認

  1. 種別,径,本数
  2. 折曲げ寸法,余長,フック
  3. 鉄筋のあき,かぶり厚さ
  4. 定着・継手の位置,長さ
  5. 補強筋,差し筋
  6. スペーサーの配置,数量
  7. ガス圧接継手の抜取試験(超音波探傷試験又は引張試験)
  8. 機械式継手等の試験(全数又は抜収り)
  9. 配管等の取合い

(イ) 検査後の是正確認

検査後の是正確認は、原則としてコンクリートの打込み前に直接確認を行い、是正箇所の施工状況写真を事前に確認するなどの対応を行うことが望ましい。

 

ここで

記載されている部分であなたに注目して欲しいポイントは
「主要な構造部の配筋はコンクリート打ちに先立ち
監督職員が検査を行うこと」という部分。

 

つまり

主要な構造部(柱・梁・基礎など)の配筋検査は自主検査ではなく、
監督職員(若しくは委託された工事監理者)によって配筋検査を
コンクリート打設前に実施する必要があるということ。

 

だから

工事監理者さんが常駐していない現場では、コンクリート打設前に
現場にやってきて配筋検査を行って、「実際に来ていますよ」という
「証拠写真」を撮って帰っていくのだ。

 

でも

建築工事監理指針には続きがあって、「鉄筋が完全に
組み立てられたあとでは, 修正が困難な場合があるので,
工程の進捗に対応した適切な時期に検査を行う必要がある」
とも記載しているのだ。

 

だから

工事監理者さんが常駐しているような現場においては、
柱金や壁筋が組み立てられた後で配筋検査を行なう
ということも普通に行っている。

 

つまり

配筋検査において、常駐でない工事監理者さんが
コンクリート打設前だけにしか来ないのは、コスト面や
移動時間などの物理面から来ているということ。

本当はその都度確認してもらったほうが手直しが
困難な状況にならずに済むということだよ。

 

続きは次回に持ち越そう。

  • コメント: 0
banner11

Sponsored Links


関連記事

  1. 当たり前すぎで見過ごしがち!帯筋やあぱら筋等のせん断補強筋の端部フック

  2. 建築現場の仮囲いのゲートを設置する時に失敗したと感じた3事例

  3. 型枠工事で壁開口の組立で事前に確認すべき3つのポイントとは?

  4. コンクリート内の塩化物が嫌われる理由と、含有量を引上げる要因とは?

  5. 最上階の柱の鉄筋の端部のフックは四隅で良いのか?全数必要か?

  6. 杭汚泥を自ら利用しようとする場合に役所により見解の違う事とは?

  7. 鉄筋のフック寸法と曲げ内法寸法の基本の「キ」の話

  8. 特殊車両通行許可って何?25tラフタークレーンは日中走れないの?

  9. コンクリート受入検査の試料の採取場所は荷卸し地点で良いのか?

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プレゼント付無料講座開催中

kouza
仮設 syoseki

プロフィール

myImage

作者:TM


私の職業は「建築現場の現場監督」。
何だかんだで15年働いている。
その15年分のノウハウを若い現場監督さんのために、全て暴露しくよ。

なぜ、キツイ建設業界で働き続けているのか?
その秘訣がしりたいあなたは
今すぐこちらをクリック

↓ ↓ ↓

詳しいプロフィールはこちら


あっ、
ただし「社外秘」や「会社独自の技術」じゃ無いよ。
あくまで、「私個人の感じる本音」だよ。

最新記事・おすすめ記事

  1. 流動化コンクリートは不具合なしの万能薬か?管理の厳しい材料か?

    2021.03.05

  2. マスコンクリートって関係ないと思っていませんか?実は身近に…。

    2021.03.03

  3. 暑中コンクリートで生じやすい5つの問題と管理ポイントとは?

    2021.03.01

  4. 寒中コンクリートで建築工事監理指針が示す2つの技術的課題とは?

    2021.02.26

  5. 軽量コンクリートを打設する時に注意すべき3つのポイントとは?

    2021.02.24

  1. 一級建築士の資格勉強を始める時期はいつからか?という悩み

    2020.08.07

  2. 在宅勤務になり建築現場に配属されない時の学習方法は?という悩み

    2020.04.20

  3. 最上階の梁の定着は一般解の梁と何が違うのか?

    2019.02.15

  4. TMです。新年明けましておめでとうございます。【悩める建設マンへ】

    2019.01.01

  5. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manager(2)

    2017.10.09

人気記事ランキング

月間週間デイリー

ブログランキング

にほんブログ村 住まいブログ 現場監督へ