敷地いっぱいに建物が建つから基礎工事は
乗入れ構台を計画しなければいけないな。
と言う場面で、ぜひ私は
本当に乗入れ構台が必要か?
ということを検討して欲しい。
なぜなら
乗入れ構台を計画することによって、
基礎工事の作業効率の低下や、
単純にコストアップにつながるから。
例えば
工区を区切って施工する場合は、
施工順序を変更することにより
クレーンの設置位置を確保できないか?
とか、
未掘削の部分をヤードとして活用して、
掘削時に、残土を先行工区の埋戻しに転用できないか?
など、出来る限り検討してから計画して欲しい。
そこで
「あ~、どうしてもこの時期からこの時期までは必要だ」
という時に、本格的な計画に入って欲しい。
「TMさんって、単なるケチなんですか?」
そういう質問が飛んできそうだけど、
私がこの記事で、最もお伝えしたかった事は
「ただ何となく乗入れ構台を計画してほしくない」
ということ。
具体的には
何となく敷地いっぱいに建物が建つから乗入れ構台だ。
とりあえず、業者に図面を書かせよう。
よし、業者からの図面が上がってきたからこれで実行しよう。
という仕事の進め方をする人が意外に多いから、
別に乗入れ構台に限ったことではないけどね。
そこで
「で、実際いつからいつまで必要なの?」
と私が聞くと、途端に黙ってしまう人が多い。
返事があっても、
「それは基礎工事の間は必要でしょう」
という答えが帰ってくるので
「具体的に、どの作業が始まる前から、どの作業が終わるまで?」
と聞き返すと、返事が返ってくることは少ない。
結局
あなたの計画1つで、現場の「工程」も「収支」も
大きく良くもなるし、悪くもなるということ。
あなたが周りに与える影響って、
実はあなた自身が感じている以上に大きいので
しっかりと責任感をもって計画をしてくれると私は嬉しいよ。
つまり
乗入れ構台を計画する前に検討するべきたった1つのこととは、
本当に「構台が必要か?無くても出来ないか?」を検討する事。
なぜなら
乗入れ構台を計画することで、全体工期にも影響があるし、
コスト的にも掛かってしまうので、乗入れ構台を計画する場合にも、
出来るだけ作業効率の良い施工計画を心がけると効果的。
更に
合わせてこちらも確認すると、より間違いのない施工計画が
出来ると私は感じるよ。
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