現場監督はサラリーマンであって、
サラリーマンではない。
と私は現場監督の仕事を10年以上やってきて感じる。
では
どの辺が「サラリーマンではない」のかと言うと、
- 言われた仕事だけやっていれば良い
- 自分のメリットになる仕事だけしていれば良い
- 自分に関係ないことは知る必要は無い
という、「さわらぬ神にたたりなし」状態で仕事をしていては
なかなか上手くいかない。と感じるから。
他の業種であれば、あなたでない他の誰かが、
あなたの代わりに嫌なことはやってくれるかも知れない。
しかし
現場監督という仕事は、現場というものを造り上げないとイケナイ。
その為には、全ての業務を誰かがしないといけないのである。
更に
現場というものは1人現場を除くと、全てがチームプレイで、
それぞれの担当があって、責任をもってやらないといけない。
だけど
先程私が述べた
- 言われた仕事だけやっていれば良い
- 自分のメリットになる仕事だけしていれば良い
- 自分に関係ないことは知る必要は無い
という仕事のやり方をする人ばかりの現場では、
下の図のような状態であると想像できる。
つまり
1つ1つの円は個人の担当業務とすると、
空白の部分は、誰も手のつけていない部分なのだ。
では
「この空白の部分は誰がやるのか?」
「空白の部分を放っておいて現場が順調に終わるのか?」
と言ったら、
あなたはどのように答えますか?
「でも、それは私の考えることではない」
「自分の仕事で精一杯なのでそんな余裕はない」
「その仕事をやっても自分は評価されない」
「上司がやれば良いのではないか」
「やらなくちゃとは思っているんだけど…」
「別にやらなくても良いんじゃない?」
と色々言いたいことはあると感じるよ。
でも
それじゃあモッタイナイ!
と私は強く感じている。
例えば
自分の本来しないといけない業務ではなく片付けを支持された時に、
忙しいし、やっても評価されないと言って断るのはモッタイナイ。
つまり
片付け・清掃を指示される。
↓ ↓ ↓
自分でやるのは大変。評価されない。
↓ ↓ ↓
やめる。
でも
現場監督のスキルをあげるなら
片付け・清掃を指示される。
↓ ↓ ↓
自分でやるのは大変。評価されない。
↓ ↓ ↓
関係のある職長さんなどを巻き込む。
取り敢えず、人数を集めて片付ける。
(片付けの大切さ。材料の置く位置。期限を周知)
↓ ↓ ↓
作業中に、片付け場所を指示したり、
最後に清掃するように促す。
↓ ↓ ↓
自分で片付け・清掃せずに、職人さんがキチンとやってくれる。
これが
「段取り」と「コミュニケーション」だよ。
こういう風に物事を上手く展開できる人が
集まると、下の図のような組織になる。
そして
このような図にみんなの意識がなったら、
誰かがトラブルを抱えていても自然と助け合える
チームにきっとなっているはず、
だから
自分の枠を自分で勝手に決めて、その中だけで仕事をしていると
自分の視野がどんどん狭くなって、出来る仕事も限られてくるよ。
あなたの可能性って、もっともっと大きいんだから、
もっと色んな事に挑戦して経験を積んでいって欲しいと
心から願っているよ。
つまり
私が評価する人と評価しない人との差とは、
自分で自分の枠を作って、枠の中だけの仕事をするか?
多少自分のやるべきことから外れていても、
取り敢えず挑戦してみるという姿勢を見せるか?
である。
多少、能力以上や経験のない仕事でも
いつかはやるべき業務なので、早い内に経験しておいて
得になることはあっても、損になる事は絶対にないからね。
だから
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