「玉掛ワイヤーの点検テープそんな所に巻いたらダメだよ」
とあるパトロール員さんに言われたことが有る。
それ以来、点検テープを巻く時にいつもその時の事を思い出す。
それから
いろんな現場を経験していく際に、他の職員や作業員さんが
どのように点検テープを巻いているかチェックをしていたけど、
案外みんな知らないという人が多かった。
「意外とみんな知らないんだ~」
ということを、ネタを考えた時にふと思い出したので
今回は玉掛ワイヤーの点検テープの話をしていく。
では
さっそく質問だけど、鉛でロックされているタイプの玉掛ワイヤーに
あなたが点検テープを巻くとしたら、一体どこに巻くかな?
同じ質問をして、感覚的に全体の7割の人の答えが
「鉛の部分に点検テープを巻く」という回答。
なぜなら
鉛の部分が唯一ツルツルなのでテープが巻きやすい。
という答えが圧倒的に多かった。
ちなみに、かつての私も同じ答えだった。
「えっ!ということは不正解?」
と感じたあなたは続きを読もう。
正解は、「鉛の部分には巻かない」のである。
逆に言うと、鉛の部分に巻いてしまうと点検できないのだ。
どういう事かというと、玉掛ワイヤーの中で一番初めに劣化するのが
「鉛の部分」だから。鉛の部分に亀裂が入って割れることが多いから。
といっても、私はそこまでなるまで玉掛ワイヤーを酷使した事がないし、
7割の「巻きやすいから」と答えた人にも同じ経験は無いはず。
だから
一番ラクな所に点検テープを巻くのだ。
しかし
知っている人からすると、1番点検をしなければイケナイ部分を
テープで覆い隠しているので「巻く場所違うよ」と言わざるをえない。
だって
実際に何か玉掛ワイヤーに異常の兆候が見られたとしても見えないんだからね。
何とも知らないことは恐ろしいことだと感じた出来事だったよ。
もしも
周りの人で同じようにしている人がいればコッソリ教えてあげようね。
つまり
玉掛ワイヤーの点検時に本当によくある間違いとは、
玉掛ワイヤーの鉛ロックの部分に点検テープを巻くこと。
玉掛ワイヤーの鉛ロックの部分は平滑でテープを巻きやすいが
1番欠陥が起きやすい部分であるから、その部分が目視できる様に
しておくことが大切だよ。
更に
玉掛ワイヤーと台付ワイヤーの違いはこちら。
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