建築現場が仕上がって来ていよいよ検査。
というタイミングになると登場するのが美装屋さん。
彼らが現場をいかに綺麗にクリーニングするかで
検査の印象がガラリと変わる実に重要な仕事である。
特に
マンションの現場では、お掃除に目の肥えた奥様が
厳しく現場をチェックして回るので気合いを入れて
おかなければならない工種である。
そこで
私も現場で自主検査を行うのだが、清掃に関しては
いつも「隅」や普通の視線では見えない「裏側」を
重点的にチェックを行う。
なぜなら
綺麗に掃除をしているように一見感じるが、
隅まできちんと綺麗に掃除をしていないと、
見る目の肥えた人のチェックには耐えられないから。
「あらっ、ここも汚れているよ」
と重箱の隅をつつくような指摘を散々受けてきたから。
だから
最初に大抵行うサッシのクリーニングの時点で、
隅まで気を使って清掃をしていない場合は、
必ず「しっかりと隅まで綺麗にしよう」と伝えている。
結局
最後の検査で大変な思いをするのは目に見えているので、
事前にトラブルは私も作業員さんも避けておくに越したことはない。
そして
普通にチェックすると見えないような裏側まで
きちんと清掃をする人にはプロ意識を感じる。
まあ、ある意味やって当たり前だとあなたは感じるかも知れないけど、
あなた自身がチェックをするときに、裏側までしっかりと
確認しているだろうか?
7割くらいの人は、チェックしていると答えて欲しいが、
きっと、3割くらいの人は面倒くさがってやっていないはず。
それは
社内検査などで他の現場に行くと良く分かる。
要するに
同じ仕事をするならきちんとプロ意識を持った人と
一緒にしたいなという願望かな。
更に
私の経験上、隅や裏側まできちんと掃除してくれる人は、
普通に目につくところは大抵綺麗にしてくれている。
そんな、プロ意識を持った人が非常に多いと感じるよ。
つまり
建築現場のクリーニングで私がいつもチェックするポイントとは、
とにかく「隅」をチェックすることである。
隅まで綺麗に出来る人は、普通のところもしっかりとしている。
だから
皆が見逃しがちな隅や裏側を優先的にチェックしているんだよ。
私のこの考え方はこちらの記事にもつながるんだろうな。
↓ ↓ ↓
この記事へのコメントはありません。